九月が永遠に続けば2010/11/02

九月が永遠に続けば
「九月が永遠に続けば」沼田まほかる・著 新潮文庫
高校生の息子が夜にゴミを出しに行ったまま、行方不明になる。
サンダル履きのまま財布も持たずに、どこへ消えたのか。
母である佐知子は、必死に捜し続けるのだが、調べれば調べるほど、奇妙な
ことがわかる。別れた夫の雄一郎とその後妻の周囲の人々が絡んで、謎は
深まっていくばかり。
ホラーサスペンス大賞受賞作で、サスペンスという点では次はどうなるのか
と面白く読めるのだけど、読み進むにつれ、絡みあっていく濃密すぎる人間
関係がちょっと不気味。
登場人物の気持ちがあまり理解できないんだけど、デビュー作にして、熟練
した作家のようにも感じました。

コメント

_ 釈千手 ― 2010/11/02 17:00

興味があります。ご紹介ありがとうございました。

_ spice@管理人 ― 2010/11/02 17:05

釈千手さん。コメントありがとうございます。
息子はどうなったのだろうと、ハラハラして読みました。

_ 釈千手 ― 2010/11/10 01:08

読み終わりました。印象的な作品ですね。ご紹介ありがとうございました!

_ spice@管理人 ― 2010/11/10 15:10

釈千手さん
早速、読んでいただいたのですね。ご報告ありがとうございます。
結末はちょっと意外でしたね。

トラックバック