ジョジョ・ラビット2020/01/27


ジョジョ・ラビット

「ジョジョ・ラビット」TOHOシネマズ日本橋
第2次世界大戦下のドイツに暮らす10歳のジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)は、立派な兵士になるべく奮闘中。ある日、母親(スカーレット・ヨハンソン)とふたり暮らしの家で、隠された小さな部屋に誰かがいることに気づく。それは母親がこっそりと匿っていたユダヤ人の少女だった。
「リチャード・ジュエル」に続いて、この映画でもサム・ロックウェルが良い役で出演していました。
よく考えると、とてもシリアスすぎる状況だし、ショックなことも起きるのだけど、ジョジョのかわいらしさ、ポップな色合い、ユーモアたっぷりで、テンポよく見せてくれます。しかし、戦争の悲惨さや間違った考え方を、知らせてくれます。
ジョジョは、初めはかなり洗脳されていたし、この時代は日本を含めて、信じこんでいたこと、教えられていたことが、間違っていたこともいっぱいありました。
戦争の映画であるけれど、愛すべき映画なので、多くの人に見てもらいたいです。
ジョジョはすごーくかわいいのですが、しっかり大人になっていく表情の変化が見事です。母のスカーレット・ヨハンソンも美人でおしゃれで良かったです。

★★★★☆ 4+

イーディ、83歳 はじめての山登り2020/01/25


イーディ、83歳 はじめての山登り

「イーディ、83歳 はじめての山登り」 シネスイッチ銀座
子育てや、夫の介護に人生を捧げてき83歳の主婦イーディ(シーラ・ハンコック)が、若い頃の夢だったスコットランドのスイルベン山を目指す。
スコットランドの自然が素朴で美しかったです。「遅すぎるということはない」と言われて、主人公はハッとするのですが、それこそこの映画が伝えたいことの一つでしょう。地元の青年と知り合って、初めは反発するも、友情のような家族のような絆ができていきます。
何かと都合の良い展開があり、つっこみどころはあるけれど、アウトドアを楽しめる映画でした。FJALL RAVEN (フェールラーベン)のジャケットなど、アウトドアグッズがいろいろ出てきていいなぁと思って見ていました。

★★★☆☆ 3+

男と女 人生最良の日々2020/01/19



「男と女人生最良の日々」 スペースFS汐留(試写会)
1966年製作のオシャレ恋愛映画「男と女」の続編。キャストとスタッフが再結集。元レーシングドライバーのジャン・ルイ(ジャン=ルイ・トランティニアン)は、老人ホームで暮らしているが、かつて愛していたアンヌ(アヌーク・エーメ)のことを追い求めている。息子は、アンヌを探し出し、父に会いに行ってほしいとお願いする……。
過去の映像を散りばめながら、その後のことがわかるようになっていました。やっぱり「男と女」は、名作だったなぁと、しみじみ思いました。フランシス・レイの音楽も素晴らしいです。今作でも、自動車に乗っているシーンで、有名な曲が流れて、ステキでした。構図もかっこいいです。子ども達も60才近くになっていて、同じ子役だった2人が出ています。昔の映画をあらためて観たくなります。

★★★☆☆ 3+ 


上映後のトークイベント。ゲストは宮野真貴さんと高橋幸宏さんでした。

ダウントン・アビー2020/01/18


ダウントン・アビー

「ダウントン・アビー」 TOHOシネマズ日比谷
1927年、大邸宅に暮らす貴族・クローリー家と使用人たちの生活を描いています。
イギリスの人気ドラマの映画化。ドラマのその後の話のようです。
ドラマを見ていないので、心配だったのですが、友人がドラマが面白いと言っていたので、興味を持っていました。登場人物が多いのですが、初めに主要人物の簡単な紹介があったので、わかりやすくなっていました。過去の出来事や、紹介になかった人などはわかりにくかったけど、世界観は興味深いものでした。
大きな邸宅は、小さな町のようにも、会社のようにも感じました。いろいろな出来事があるし、それぞれにドラマがあります。貴族の生活も大変なこともあるし、使用人たちの団結や、メイドや主人たちの関係も単なる主従関係ではなく、友情や相談役でもあるのですね。ファッションや舞踏会など、絵画の世界のようでした。

★★★★☆ 4-

マリッジ・ストーリー2020/01/15


マリッジ・ストーリー

「マリッジ・ストーリー」 アップリンク渋谷
女優のニコール(スカーレット・ヨハンソン)と夫で舞台演出家のチャーリー(アダム・ドライバー)は、結婚生活に行き詰まりを感じ、離婚に向かって協議を始める。それぞれに愛情を持っているのに、子どもの問題や、弁護士が間に入ったことで、争いが激しくなっていくが……。
Netflixオリジナル映画。愛し合っていても、どうしようもなくなることもあります。どちらも子どもとは離れたくないし、夫婦や離婚の難しさをヒシヒシと感じる話でした。
日本とは違ってアメリカの離婚は簡単にはいかないと思いました。スゴ腕の弁護士たちの戦いがすさまじく感じました。苦しい気分も多いけど、全体的には夫婦の幸せだったことや、思い切れない深い繋がりを感じました。

★★★★☆ 4

写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと2020/01/14


写真家ソール・ライター

「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」 
Bunkamura ル・シネマ
伝説の写真家ソール・ライターの半生を追ったドキュメンタリー。1923年、米ピッツバーグに生まれた写真家のライターは、絵画のように豊かな表現力でニューヨークを撮影したカラー写真の先駆者として40年代から活躍し、「ヴォーグ」等の有名ファッション誌の表紙も飾ったが、写真に芸術性よりも商業性が求められるようになった80年代、表舞台から姿を消してしまう。それから時を経た2006年、写真集の印刷に定評のあるドイツのシュタイデル社から初の写真集が発表され、80歳を超て、有名になった。そんなソール・ライターの日常を追う映画。
2015年に日本で公開された映画(製作は2012年)でしたが、見逃して残念に思っていました。現在、Bunkamuraザ・ミュージアムでソール・ライターの展示が始まり、期間限定で再上映となっていました。ザ・ミュージアムにも来週行く予定です。
ソール・ライターの人柄が伝わってくる作品でした。優しくてユーモアのあるおじいちゃんでした。心に響く言葉がいっぱいあるのです。
「私は物事を先送りする 急ぐ理由が分からない
人が真剣に考えることの中には、そんなに重大ではないことが多い」とか。
名声は求めず、静かに生活していたかったようです。ずっと同じ町に住んで、その界隈の写真を撮り続けていました。構図が独特で、隙間からのぞき見るような写真が多くて、陰影や色合いが本当にみごとで、芸術的です。どんな作品が好みなのか、亡きパートナーとのこと、近所をまわって写真を撮っている様子など、面白かったです。
映画の字幕を翻訳家で有名な柴田元幸さんが担当しています。
映画の上映後に柴田元幸さんのトークショーもあって、興味深い内容でした。

★★★★☆ 4

象は静かに座っている2020/01/13


象は静かに座っている

「象は静かに座っている」 アップリンク吉祥寺
中国の小さな田舎町。学校で友達をかばった少年ブーは、同級生シュアイをあやまって階段から突き落としてしまう。シュアイの兄は町で幅を利かせているチェン。
友人のリン、近所の老人リンも巻き込み、ブ―は、町を出ていこうとする。
それぞれに事情を抱える人たちが、2300キロ離れた先にある満州里にいるという、1日中ただ座り続けている奇妙な象の存在にわずかな希望を求めて歩き出す。
ポスターに書いてあるように、29歳で命を絶ったデビュー作にして遺作。世界を熱狂させた魂の234分。若く才能あるフー・ボー監督の作品ですが、すでに亡くなっています。そして234分って、ほぼ4時間の長い話。脚本も監督が書いています。
確かに長いのですが、4人の人生が交錯していて、説得力ある話になっていました。どんよりと暗い風景や表情。どの人にも出口が見えない感じがしました。いったいどうなっていくのかと惹きつけられます。象の存在に希望を託して、そこに行けばなんとかなるのではないかと、苦しんでいる人たちの小さな希望が象だけでなく、誰にでも何かしらあるものです。主要の登場人物が魅力的でした。長いので観に行か躊躇しましたが、良かったです。

★★★★☆ 4

だれもが愛しいチャンピオン2020/01/11


だれもが愛しいチャンピオン

「だれもが愛しいチャンピオン」 ヒューマントラストシネマ有楽町
バスケットボールのプロリーグでコーチを務めるマルコ(ハビエル・グティエレス)は、短気が災いし、問題を起こし、チームを解雇されてしまう。更に飲酒運転事故が重なり、判事から社会奉仕活動を命じられる。知的障害者のバスケットボールチーム「アミーゴス」を指導することになった彼は、選手たちの自由すぎる言動に困惑しながらも、彼らの純粋さや情熱、ユーモアに触れて心癒されていく。熱心な指導の結果、全国大会でまさかの快進撃を見せる。
スペイン映画。実際に障害を持つ人の中からオーディションで選ばれた10人の俳優を起用しています。確かに普通とは違った個性があるのだけど、キュートでピュアなところがあります。はじめはバスケどころではなかったのに、だんだんとうまくなっていって、最後はどうなるのかと、スポ根ものを思わせます。でも意外な展開になりました。コーチのマルコだけでなく、観ている人にも、考えを改めさせます。

★★★★☆ 4-

リチャード・ジュエル2020/01/08


リチャード・ジュエル

「リチャード・ジュエル」 ニッショーホール(試写会)
96年、五輪開催中のアトランタで、警備員のリチャード・ジュエル(ポール・ウォルター・ハウザー)が、公園でバッグに入ったパイプ爆弾を発見する。多くの人々の命を救い一時は英雄視されるジュエルだったが、その裏でFBIはジュエルを第一容疑者として捜査を開始。それを現地の新聞社とテレビ局が実名報道したことで、ジュエルを取り巻く状況は一転する……。
クリント・イーストウッド監督が実話をもとに描いたサスペンスドラマ。
母役はキャシー・ベイツ、弁護士役はサム・ロックウェル。もうアトランタオリンピックは、かなり前になるのですね。今ほど、監視カメラもないのだろうし、爆弾犯人がみつからないまま疑われ、報道によって、犯人のように思われてしまいます。
現在もSNSで間違った人を犯人よばわりしたり、メディアで報道されたら、信じてしまう人もいっぱいいますよね。過去の事件とは思えず、いつ誰が疑われる立場になるかわからないので、考えさせられます。真実がわからないうちに批判したりしないようにしたいし、メディアやネットの世界のことが、全て真実ではないと疑ってかからないといけないと思いました。

★★★★☆ 4

スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け2020/01/06


スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け

「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」 TOHOシネマズ日本橋 
帝国支配を目論む者たちと、それを阻止しようとするレジスタンス。主人公のレイ(デイジー・リドリー)をはじめ、フィン(ジョン・ボイエガ)、ポー(オスカー・アイザック)は、手がかりを探しにいくが、その途中で、何度もカイロ・レン(アダム・ドライバー)がレイの前に立ちはだかります。
「スター・ウォーズ フォースの覚醒」、「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」に続く3部作の3作目。
ストーリーはずっと続けて見ていなと複雑になってきました。C-3PO、R2-D2に加え、かわいらしいBB-8、更に新しくD-Oという小さいドロイドも新しく出てきました。みんな活躍していました。
孤児だと思っていたレイの出生の秘密や、往年のスター・ウォーズシリーズのような、絆や助け合いなどあり、スピード感あふれる映像で楽しめました。一応、終わって、達成感がありました。

★★★★☆ 4