甲斐荘楠音の全貌2023/07/11




「甲斐荘楠音の全貌」 東京ステーションギャラリー
甲斐荘楠音(1894-1978)は、大正期から昭和初期にかけて日本画家として活動、高い評価を受けていました。1940年頃からは映画業界で、衣装・風俗の考証家として、日本の時代劇映画の黄金期を支えました。ちょっと不気味で、艶かしい絵ですが、独特な世界で素敵でした。ポスターになっている上の絵はメトロポリタン美術館所蔵だそうです。「あやしい絵展」や他の展覧会で作品は見たことはありましたが、まとめていっぱい見れて満足できました。往年の映画衣装も展示されていて、見応えありました。豪華な着物が見れます。「旗本退屈男」など、時代的には自分は見ていない映画が多かったですが、知らなくても有名な時代劇俳優たちの足跡がうかがえます。