シング・ア・ソング! 笑顔を咲かす歌声2022/05/29


シング・ア・ソング!

シング・ア・ソング! 笑顔を咲かす歌声」 ヒューマントラストシネマ有楽町
「フル・モンティ」のピーター・カッタネオ監督が、軍人の妻たちが結成した合唱団の実話を基に描いたヒューマンドラマ。
愛する夫を戦地へ送り出し、無事を願いながらイギリス軍基地で暮らす女性たち。夫を謙虚に待ち続けることを求められる彼女たちは、互いに支え合って苦難を乗り越えるため合唱団を結成する。年長者のケイト(クリスティン・スコット・トーマス)やアクティブなリサ(シャロン・ホーガン)が中心となり、メンバーの心と歌声は徐々にまとまっていく。そんなある日、彼女たちのもとに大規模な戦没者追悼イベントへの招待状が届く。ところが、そこへ最悪の知らせが舞い込み……。
人気ポップソングや、実際の合唱団メンバーの手紙から作られた楽曲など、劇中で歌われる曲が女性たちの心情を表現する。
基地で暮らす兵士の妻たちの苦労がうかがえます。ケイトはリーダー的な立場なのでしょうが、みんなからは疎まれていて、本人も少しはわかっているようなのだけど、口を出さずにはいられないのです。楽しめるはずの合唱団なのに、ケイトとリサの方向性が違うので、混乱してしまう前半部分でした。それでも、みんなで歌う楽しさも育まれていき、大勢の人の前で歌うという話も持ち込まれます。
楽しいだけの話ではないし、ケイトの苦悩も伝わってきます。深夜の通販番組を見ている気持ちがわかります。私も落ち込んでいる時、なかなか眠れなくて、深夜は通販番組しかやってないから、よく見ていた事があります。
本当に魅力的な歌声のメンバーが1人いて、人を惹きつける歌声って、こういうのだなぁ。声もきれいで、歌もずっと聴いていたい感じでした。特にアヴェマリアが素晴らしかったです。
感情をぶつけ合って、ひどい事を言ってしまうのに、割とすぐに仲直りできるのは、説得力に欠けるけど、男同士だと殴り合ってから、友情が芽生える話もよくあるから、そう言う感じなのか。映画は良かったです。

★★★★☆ 4-

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