スウィング・キッズ2020/02/28


スウィング・キッズ

「スウィング・キッズ」 TOHOシネマズ錦糸町オリナス
1951年、朝鮮戦争当時、巨済島捕虜収容所に新しく赴任してきた所長は、対外的イメージアップのために戦争捕虜でダンスチームを結成するプロジェクトを計画する。収容所のトラブルメイカーであるロ・ギス(D.O.)、通訳のヤン・パンネ、民間人捕虜のカン・ビョンサム、中国人捕虜シャオパンは、前職はブロードウェイタップダンサーの黒人下士官ジャクソンの指導のもと、寄せ集めダンスチーム「スウィング・キッズ」が結成された。彼らに公演の話が舞い込むが……。
日本でもリメイクされた「サニー 永遠の仲間たち」のカン・ヒョンチョル監督。主演はK-POPグループ「EXO」のD.O.です。EXOは、知っているけど、1人1人は、よくわかっていませんでした。D.O.カッコいいし、演技も良いし、ダンスもすごかったです。何よりオーラがありました。
ダンスにかける抑えきれない情熱、友情や絆など、良かったです。
コメディっぽいところもあるけど、捕虜収容所の話だし、シビアでした。
ポップな音楽にのって、タップダンスを堪能できます。

★★★★☆ 4+

37セカンズ2020/02/29


37セカンズ

「37セカンズ」 シネスイッチ銀座
脳性麻痺のユマ(佳山明)は、母親(神野三鈴)の世話を受けながら、車椅子で生活している。友人の漫画家のゴーストライターとして仕事をしているが、自立のために、アダルト漫画を描いて編集部に持ち込むと、リアルさに欠けると言われる。
性体験をしようにも、うまくいかず、知り合った女性や介護士のおかげで、外の世界を知るようになる……。
障がいのある人の悩みや現実を描きつつ、お話は意外な方向へ。全体を見ると、とても良い話でした。気がつけば、悲しいわけでもないのに、泣けていました。
ユマは、過保護過ぎる母から自由になりたい気持ちもあるし、もちろん母親は、愛情があって、深く心配しているのがわかります。多くのことを外の世界で、知ることができて、おだやかな気持ちになっていきます。挑戦と成長の物語ですね。
ちょいちょい、ツッコミたいところもあるのですが、面白かったです。
主人公は同じ脳性麻痺の女性で、声がかわいらしく、表情が変わっていく様子が良かったです。

★★★★☆ 4-