37セカンズ2020/02/29


37セカンズ

「37セカンズ」 シネスイッチ銀座
脳性麻痺のユマ(佳山明)は、母親(神野三鈴)の世話を受けながら、車椅子で生活している。友人の漫画家のゴーストライターとして仕事をしているが、自立のために、アダルト漫画を描いて編集部に持ち込むと、リアルさに欠けると言われる。
性体験をしようにも、うまくいかず、知り合った女性や介護士のおかげで、外の世界を知るようになる……。
障がいのある人の悩みや現実を描きつつ、お話は意外な方向へ。全体を見ると、とても良い話でした。気がつけば、悲しいわけでもないのに、泣けていました。
ユマは、過保護過ぎる母から自由になりたい気持ちもあるし、もちろん母親は、愛情があって、深く心配しているのがわかります。多くのことを外の世界で、知ることができて、おだやかな気持ちになっていきます。挑戦と成長の物語ですね。
ちょいちょい、ツッコミたいところもあるのですが、面白かったです。
主人公は同じ脳性麻痺の女性で、声がかわいらしく、表情が変わっていく様子が良かったです。

★★★★☆ 4-

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