珈琲店タレーランの事件簿1~22020/02/08




「珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら。あなたの淹れた珈琲を」
「珈琲店タレーランの事件簿2 彼女はカフェオレの夢を見る」
岡崎琢磨・著 宝島社文庫
京都の小路の一角に、ひっそりと店を構える珈琲店「タレーラン」。恋人と喧嘩した主人公は、偶然入ったこの店で、長年追い求めた理想の珈琲と出会う。
女性バリスタ・切間美星は聡明な頭脳で、店に持ち込まれる日常の謎を、解き明かしていく。
デビュー作がシリーズ化されているのだそうです。短編連作形式で、推理の時のルーティンがあったりして、連続ドラマになりそうな内容でした。
1巻も2巻もバリスタの過去が関係している話がありました。
語り手のアオヤマのことも、バリスタのことも、まだよくわからず、疑問を持ちながら読み進めました。2巻になると、関係性や背景がわかってきました。えっ、どういう事?と驚いたり、納得したりします。あまり恐ろしい事件は起きませんが、ソフトなミステリーでした。
タイトルの副題が、読み終わってみるとこういうことだったのかと思いました。
読みやすくて楽しかったです。表紙の絵がかわいらしいですね。
コーヒーが飲みたくなりました。

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