鳴門金時タルト2012/03/09

鳴門金時タルト
ホワイトデーでもらいました。女の子からだけど。
会社のみんなで食べてねということです。
さつま芋のタルトです。紅茶に合います。

もぎりよ今夜も有難う2012/03/09

もぎりよ今夜も有難う
「もぎりよ今夜も有難う」 片桐はいり・著 キネマ旬報社
昔、銀座の映画館でもぎり嬢(入場時にチケットを切る人)をしていた女優の片桐はいりさんが、雑誌「キネマ旬報」で連載していた映画と映画館にまつわるエッセイです。私は片桐はいりさんの本が大好きで「わたしのマトカ」「グアテマラの弟」と読みましたが、どちらも名作です。軽妙な文章で読みやすく、人柄が反映しています。終わらないで、ずっと読み続けていたくなります。「かもめ食堂」ファンの方は「わたしのマトカ」をお薦めします。
タイトルは有名な映画をモジッてつけてありますが、中身も映画を基にしたユニークなタイトルがいっぱいです。かなりの映画通のようです。
映画館の仕事の思い出話だけでなく、著者は映画館フェチです。いろいろな映画館へ行くのが好きで、仕事で地方へ行った時も、あいた時間をみつけては映画館に行っています。すでに閉館になっている所まで、たとえ遠い不便な所でも足を向けます。日本最南端の映画館といえば行ってみたくなるし、住宅地にある小さい映画館にまで行ったりします。もしかして映画館に集うパワーやエネルギーがもらえているのかもしれません。行き慣れた映画館が閉館するとで涙することもあります。私も映画は好きだけど、映画館をそんなに意識して行っていませんでした。見やすいかどうかなどで好き嫌いはありますが、だいたい会社の近くの慣れた所で見ることが多いです。この本を読んで、映画館の見方が変わりました。