ドラゴン・タトゥーの女2012/03/05

ドラゴン・タトゥーの女
「ドラゴン・タトゥーの女」を観てきました。
名誉棄損で訴えられたジャーナリストのミカエル(ダニエル・クレイグ)は、裁判で敗訴し、仕事と距離を置かざるえなくなる。そんな時に財閥グループ元会長のヘンリック(クリストファー・プラマー)から、40年前に失踪した少女ハリエットの失踪事件を、調べ直してほしいと依頼を受ける。優秀な調査員で、天才ハッカーであるリスベット(ルーニー・マーラ)に助手を依頼することになるが、彼女は背中にドラゴンのタトゥーを入れていて、鼻や眉にもピアスをしている、かなり変わった女性。2人は手分けして失踪事件の謎を解く鍵を調べあげていくが…。
オリジナルの「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」を観ているので、つい比較して観てしまいます。今回のデヴィッド・フィンチャー版はかなりスタイリッシュになっていると思います。オープニングも話題になっていました。確かにかっこいいです。
イケメンのダニエル・クレイグに、変わった身なりはしていても、美しくかわいらしいルーニー・マーラ。悪くもないけど、やはりオリジナル版が素晴らしかった分、物足りなさも感じます。もともと複雑な人間関係の話だけど、この映画から観た人には、ちょっとわかりにくいんじゃないかと思います。そしてなんと言ってもこの映画の魅力はリスベットの魅力が大切で、ルーニー・マーラの熱演はすごいけど、私は「ミレニアム」のノオミ・ラパスのカリスマ性というか、存在感がメチャメチャかっこ良かったので、今回の映画では、ちょっとだけ、普通と違う女の子、でも意外と乙女なとこもあるみたいな描き方が、どうもなぁ。ドラゴンのタトゥーだって、控え目でした。
でも、もしこの映画で初めて観た人には、面白いと思うんじゃないでしょうか。悪くはなかったです。

★★★★☆