木曜日にはココアを2024/01/12



「木曜日にはココアを」 青山 美智子・著 宝島社文庫
ゆっくり寛げる小さな喫茶店「マーブル・カフェ」。ココアを楽しむ、玉子焼きを作る、ネイルを落とし忘れる。なにげない日常は、繋がっている。誰かを救っていることもある。
カフェのお客さんの話かと思ったら、いつの間にか、舞台はオーストラリアへ変わっていました。12編の連作短編で、前の話に出てきた人が、次の話の主人公だったりします。それだけじゃなく全体も繋がってもいます。
読みやすくて、ほっこりする話が多くて気に入りました。この作者は「お探しものは図書室まで」も面白かったですが、この本もサッと読めて、わかりやすかったです。