居酒屋ふじ2023/10/29



「居酒屋ふじ」 栗山 圭介・著 講談社文庫
役者志望の「僕」は、オーディションに落ちて、ふらりと居酒屋に立ち寄った。そこは壁いっぱいにサイン色紙、有名選手の記念バット。おしゃべり好きな名物店主がいた。
常連になるにつれて、店主の波瀾万丈な生き様が、明らかになっていきました。店の名前はタイトルの居酒屋ふじ。店主の娘(次女)のふじ子さんからきています。娘さんは肝の据わった人物でした。娘から見たらお父さんは困った人物かもしれないです。
著名人が通いつめる実在の居酒屋を題材にして、小説になっています。居酒屋のお客さんは、味も大切だけど、店の人の人柄にひかれるのでしょうか。店主は人懐っこいようです。

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