せかいのおきく2023/05/07


せかいのおきく

「せかいのおきく」 TOHOシネマズシャンテ
江戸時代末期、武家育ちのおきく(黒木華)は、貧乏長屋で父(佐藤浩市)と暮らし、寺子屋で子ども達に読み書きを教えている。ある雨の日、廁のひさしの下で、紙屑拾いの中次(寛一郎)と下肥買い矢亮(池松壮亮)と言葉を交わす。報われぬ暮らしの中で、懸命に生きる3人は、次第に心通わせていくが、おきくは事件に巻き込まれ、喉を切られてしまう……。
糞尿を集める仕事は、映像で見るとちょっとひきます。でもモノクロ映像が美しい場面が多いです。時々カラーにもなります。市井の人々の暮らしがよくわかります。全体的には説明は少なく、想像に任せているところが多いです。佐藤浩市親子が共演、他に真木蔵人や石橋蓮司などが脇を固めます。健気に生き、苦悩を乗り越え、小さな幸せを求めていく、良かったです。

★★★★☆ 4

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