エンドロールのつづき2023/01/28


エンドロールのつづき

エンドロールのつづき」 ヒューマントラストシネマ有楽町
インドの田舎町で暮らす9歳の少年サマイ(バヴィン・ラバリ)は、学校に通いながら父のチャイ店を手伝っている。厳格な父は映画を低劣なものと考えているが、信仰するカーリー女神の映画だけは特別だと言い、家族で映画を見に行くことに。初めて経験する映画の世界にすっかり心を奪われたサマイは再び映画館に忍び込むが、チケット代を払えず追い出されてしまう。それを見た映写技師ファザルは、料理上手なサマイの母が作る弁当と引き換えに映写室から映画を見せると提案。サマイは映写窓から見る様々な映画に圧倒され、自分も映画を作りたいと思うようになる。
パン・ナリン監督自身の自伝的映画です。映画に恋した少年はやがて映画監督なります。インド映画(フランスとの合作)なのに、歌とダンスのない映画です。歌やダンスのある映画を観賞しているシーンはありました。
「ニュー・シネマ・パラダイス」を彷彿させました。ピュアな子どもたち、映画の仕組みまで研究しています。純粋だけど、かなりヤンチャしていました。学校へもほとんど行かずに、映写室に入り浸って、多くの映画を見ていました。
インドの田舎の現実も、いろいろとビックリしました。野生動物がずいぶんいました。線路の上を歩いたり、線路で遊ぶことも多いので、何事もなくても、日本人としては、ハラハラします。
そして、食い意地のはっている私が一番心をつかまれたのは、サマイのお母さんが作る料理です。主にお弁当を作っているシーンですが、スパイスを混ぜ合わせて、近くのハーブなども摘んでかけたり、どれも美味しそうでした。丸い茄子に切り込みを入れて、肉類をはさみ、それを多い油で揚げ焼き?オクラの肉詰め?パスタみたいな、ラビオリのようなのを作ったりしていました。お母さん役の人、きれいでした。もちろん主役のサマイもかわいくて、きれいな顔をしています。
映画「めぐり逢わせのお弁当」(インド・フランス・ドイツ合作)を思い出しました。

★★★★☆ 4


映画館で、チャイ売っていたので、チャイを飲みながら鑑賞。カップはコーヒーと一緒の紙カップでした。チャイ好きです。

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