リチャード・ジュエル2020/01/08


リチャード・ジュエル

「リチャード・ジュエル」 ニッショーホール(試写会)
96年、五輪開催中のアトランタで、警備員のリチャード・ジュエル(ポール・ウォルター・ハウザー)が、公園でバッグに入ったパイプ爆弾を発見する。多くの人々の命を救い一時は英雄視されるジュエルだったが、その裏でFBIはジュエルを第一容疑者として捜査を開始。それを現地の新聞社とテレビ局が実名報道したことで、ジュエルを取り巻く状況は一転する……。
クリント・イーストウッド監督が実話をもとに描いたサスペンスドラマ。
母役はキャシー・ベイツ、弁護士役はサム・ロックウェル。もうアトランタオリンピックは、かなり前になるのですね。今ほど、監視カメラもないのだろうし、爆弾犯人がみつからないまま疑われ、報道によって、犯人のように思われてしまいます。
現在もSNSで間違った人を犯人よばわりしたり、メディアで報道されたら、信じてしまう人もいっぱいいますよね。過去の事件とは思えず、いつ誰が疑われる立場になるかわからないので、考えさせられます。真実がわからないうちに批判したりしないようにしたいし、メディアやネットの世界のことが、全て真実ではないと疑ってかからないといけないと思いました。

★★★★☆ 4