名もなき塀の中の王 ― 2015/10/07

「名もなき塀の中の王」 TCC試写室(試写会)
少年院で問題が多かった19歳のエリック(ジャック・オコンネル)が、成人の刑務所に移送されてくる。強気なエリックは反感を買うが、同じく刑に服しているネビル(ベン・メンデルソーン)は、ことあるごとに諭してくる。実はネビルはエリックの父親で、幼い時に別れたものの、エリックも承知しているようである。グループ療法への参加や、仲間との関わりなど、暴力でしか自分を示せないエリックも、少しづつ変化のきざしがあったが、反対勢力がエリックを狙ってくる…。
イギリス映画で、撮影は北アイルランドの刑務所で行っているそうです。アメリカ映画で見る刑務所や、日本の刑務所とはちょっとイメージが違っていました。入ってすぐに喫煙していて、ライターも持っているし、みんなやたらと煙草をすっています。ヒゲを剃るためのカミソリも持っていて、それを解体して武器を作ったりします。
主人公は独居房だけど、食事は部屋から出てきて、行列に並んでお皿にのせてもらい、自分の部屋へ持って帰って食べます。夜は各房を施錠するのでしょうが、開錠中は他の部屋の人とも交流ができます。
エリックがどんな罪で、懲役何年なのかはよくわかりません。暴力事件だろうと想像できます。他のことでも、あまり説明はなかったです。やらないければやられるという環境で育ち、怒りを抑えることができないのです。父のネビルは刑務所内で目立たずに、早く出るように説教するのだけど、次々と問題を起こしてしまいます。愛情はあるのだけど、父も短気で、衝突したりします。期待した方へはなかなか進まないし、その後も気になるのだけど、主人公と一緒に神経を研ぎ澄まして、ヒリヒリとした刑務所生活に触れてみる映画でした。
★★★☆☆ 3
少年院で問題が多かった19歳のエリック(ジャック・オコンネル)が、成人の刑務所に移送されてくる。強気なエリックは反感を買うが、同じく刑に服しているネビル(ベン・メンデルソーン)は、ことあるごとに諭してくる。実はネビルはエリックの父親で、幼い時に別れたものの、エリックも承知しているようである。グループ療法への参加や、仲間との関わりなど、暴力でしか自分を示せないエリックも、少しづつ変化のきざしがあったが、反対勢力がエリックを狙ってくる…。
イギリス映画で、撮影は北アイルランドの刑務所で行っているそうです。アメリカ映画で見る刑務所や、日本の刑務所とはちょっとイメージが違っていました。入ってすぐに喫煙していて、ライターも持っているし、みんなやたらと煙草をすっています。ヒゲを剃るためのカミソリも持っていて、それを解体して武器を作ったりします。
主人公は独居房だけど、食事は部屋から出てきて、行列に並んでお皿にのせてもらい、自分の部屋へ持って帰って食べます。夜は各房を施錠するのでしょうが、開錠中は他の部屋の人とも交流ができます。
エリックがどんな罪で、懲役何年なのかはよくわかりません。暴力事件だろうと想像できます。他のことでも、あまり説明はなかったです。やらないければやられるという環境で育ち、怒りを抑えることができないのです。父のネビルは刑務所内で目立たずに、早く出るように説教するのだけど、次々と問題を起こしてしまいます。愛情はあるのだけど、父も短気で、衝突したりします。期待した方へはなかなか進まないし、その後も気になるのだけど、主人公と一緒に神経を研ぎ澄まして、ヒリヒリとした刑務所生活に触れてみる映画でした。
★★★☆☆ 3
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