プリンセスと魔法のキス2010/03/19

プリンセスと魔法のキス
アニメ「プリンセスと魔法のキス」を見てきました。
ニューオリンズの労働者階級の黒人女性ティアナは、お料理が大好きで、
自分のレストランを開くことを夢見て、ひたむきに努力している。
ある日、幼なじみの富豪の娘シャーロットの家で行われるパーティで得意の
ベニエ(ドーナツ風のお菓子)を作ることになる。
そのパーティにはマルドニア王国の王子ナヴィーンが参加することになって
いたのだが、王子は魔術師の呪いにより、カエルに姿を変えられていた。
元の姿に戻すために王子に頼まれてキスをしたティアナは、自分もカエルに
変身してしまう。人間に戻るにはどうしたらいいか、ワニとホタルの仲間と
共に呪いを解く方法を知っている魔女を探しに行く。

手描きアニメに立ち返って作ったものらしいのですが、内容も雰囲気も懐かし
い感じがして、温かみがあるアニメになっていると思います。
でも、単なるおとぎ話ではなく、むしろ今のしっかりした女性が、怠けの者の
王子を立派に教育するようなところがあります。
王子にとってもティアナにとっても、本当に欲しいものが何なのか。
映画を見る人にとっても、心の豊かさや人生の喜びを問うようなメッセージが
あり、大人も子どもも楽しめます。
「カエルの王子さま」を想像していたので、主人公もカエルになってしまって、
思わぬ展開でした。
監督は「アラジン」のジョン・マスカーとロン・クレメンツで、ミュージカル
風になっています。
ニューオリンズという舞台を反映して、ジャズやゴスペルで盛り上げます。
エンディング曲はNe-Yoです。

★★★★☆