芳年展2020/12/02



「芳年-激動の時代を生きた鬼才浮世絵師」 うらわ美術館
幕末から明治という浮世絵終焉の時代において活躍した「最後の浮世絵師」の一人である、月岡芳年(つきおかよしとし 天保10〜明治25/1839〜1892年)。
12歳で歌川国芳に入門、初期には師の画風を踏襲した役者絵や武者絵を描きましたが、江戸の泰平が終わりを告げ、時代が動乱の幕末期へと向かってゆく中で、芳年は変容する社会に呼応すべく、洋風画の研究や様々な表現を試みながら独自の世界を確立してゆきます。
こちらの美術館は初めて行きましたが、入場料620円と安いのに、展示作品がいっぱいあって、たっぷり見れました。
血みどろ絵が有名ですが、ダイナミックで動きのある絵も魅力の一つです。人物の顔は、師匠の国芳の作品に似ているのもありました。でも、弟子の中でも、ずば抜けて上手いと思いますし、国芳の後の方の弟子なので、明治時代まで活躍しています。

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