虎が雨 立場茶屋おりき11 ― 2020/12/16
「虎が雨 立場茶屋おりき」 今井 絵美子・著 ハルキ文庫
シリーズ第11弾。四月八日の灌仏会(かんぶつえ)。品川宿にある立場茶屋おりきでは、子どもたちがにぎやかに書をしたためていた。そんな折、「榛名のご亭主が息を引き取った」という知らせが、女将のおりきに届いた。おりきは参勤交代の津山藩を迎えると、素庵の診療所へと急いだ。〝仲間は死んだ後も我が仲間〝と考えるおりきは、墓の手配まで自らが動くのだった……。
喜びはあるけど、全体的に感じるのは人生の悲哀です。今の時代よりも死が身近にあるように思います。そして、多くの従業員たちの問題も解決しようとします。
だんだん料理の説明にも力が入ってきて、目にも美しく、器も凝っているであろう料理が次々と出てきました。今でいうとオーベルジュのような感じで、料理目当てのお客様が来て、宿泊していく宿です。部屋数も5部屋くらいしかないのです。参勤交代があれば、その宿としても利用されています。その時は料理は凝ってないようです。
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