アーニャは、きっと来る ― 2020/12/04
「アーニャは、きっと来る」 ヒューマントラストシネマ有楽町
1942年、ピレネー山脈の麓にある小さな村。13歳の羊飼いの少年ジョー(ノア・シュナップ)は、ユダヤ人の男性ベンジャミンと出会う。彼はユダヤ人の子どもたちを安全なスペインへ逃がす計画を企てており、ジョーも手伝うことに。その一方で、ジョーは、ドイツ軍の下士官とも親しくなる。ドイツの労働収容所から帰国したジョーの父親は荒れていたが、ジョーのユダヤ人救出作戦への関与を知ると協力を約束。村人たちが一致団結して子どもたちを逃がす日が迫る中、ベンジャミンが待つ娘アーニャは一向に現れず……。
イギリスの児童文学作家マイケル・モーパーゴと言う人の小説が原作です。ナチス占領下のフランスの話なのですが、会話は英語でした。イギリス・ベルギー合作です。
「エイブのキッチンストーリー」に続いて、ノア・シュナップ主演。相変わらず、きれいな顔です。ナチス兵にみつかったら、大変なことになる秘密を隠していながら、表情が正直すぎて、顔に出てしまっています。
フランスとスペインの国境近く、実際に村の人たちが、多くのユダヤ人の子どもを脱出させて助けたそうです。ジョーのおじいさん役がジャン・レノ、ユダヤ人を匿っている家の人がアンジェリカ・ヒューストンでした。悲しいシーンもあるけど、ナチス映画にしては、それほど怖くない方だと思います。自然が美しくて、アルプスの少女のような世界でした。
★★★★☆ 4-
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