ザ・プロム ― 2020/12/14
「ザ・プロム」 アップリンク吉祥寺
ニューヨークの舞台俳優ディーディー(メリル・ストリープ)とバリー(ジェームズ・コーデン)は、新作ミュージカルが失敗し役者生命の危機に立たされる。一方、インディアナ州の田舎町では、女子高生エマ(ジョー・エレン・ペルマン)は、同性の恋人とプロムに参加したいと表明したために、PTAに猛反対を受け、プロムまで中止と言われてしまう。その事を知ったディーディー、バリーは、自分たちのイメージ回復の為に、アンジー(ニコール・キッドマン)やトレント(アンドリュー・ラネルズ)と一緒に、そんな横暴を許せないと名乗りをあげ、インディアナへ向かう……。
テレビシリーズ「glee グリー」のライアン・マーフィが監督を務めたミュージカルなので、ダンスがキレキレでした。歌とダンス中心で、目まぐるしい感じもしました。同性を愛する人への偏見という、現代らしいテーマにしているけど、王道なミュージカルかも。偏見は地方によってかなり違うかもしれないけど、プロム自体を中止にしなくても良いのに、他の生徒の前で、エマはいたたまれないです。しかし、このエマ役のジョー・エレン・ペルマンが声がきれいで、歌が素敵でした。
ニコール・キッドマンは、本当に細くて、スタイルに驚きます。
初めは売名の為の行動だったけど、スターたちは、エマを応援する気持ちが強くなり、校長先生はPTAと対立して、応援してくれたり、それぞれが心に抱える問題も解決してくれるような良い話になってしました。でも猛反対していた人や、エマに嫌がらせをした人たちの、気持ちが変化するのが、早急すぎて、楽天的な仕上がりになっています。
Netflixで配信していますが、映画館で観ると、迫力があって良いと思います。
★★★★☆ 4-
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