名もなき者 ― 2025/02/22
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「名もなき者」 一ツ橋ホール(試写会)
1961年、米ソ冷戦や公民権運動から若者文化の興隆など、社会、文化が大きく変わる時代、何者でもなかった19歳のボブ・ディランは、ギターを抱えてヒッチハイクでニューヨークにやってくる。やがて彼の歌は、人々の心を掴み、スターダムを駆け上がっていく。若者の代弁者として、時代の寵児となっていくが、高まる名声と裏腹に、周囲の期待と本来の自分自身との軋轢に苦しむことになる。
ボブ・ディランといえば、ノーベル文学賞を受賞していますが、詩がとても良いです。曲も素晴らしいし、天才どと思います。ティモシー・シャラメかっこよかったです。かなりボブ・ディランに似せています。
141分と、ちょっと長めでしたが、それほど長くは感じず、面白かったです。1960年代は、やたらとタバコを吸ってます。社会情勢とも重ねて描かれていて、キューバ危機やケネディ大統領暗殺など、激動の時代だったなぁと改めて思います。すごい人物だけど、女性目線で見たら、せつないところもありました。
★★★★☆ 4+
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