抱擁 ― 2014/12/17

「抱擁」 築地社会教育会館(試写会)
坂口香津美監督が、自分の母親・坂口すちえさんを撮ったドキュメンタリー。認知症の母の話なのかと思ったら、家族の死や病気で、精神のバランスをくずした母。認知症もあるのかもしれないけど、気分のいい時と、混乱している時がある。頭痛や身体の不調にも悩まされる。もしかして、頭痛は薬の副作用かもしれない。
愛する娘を失い、鬱の症状が出るようになり、夫の死をきっかけに、故郷の種子島へ帰り、妹との生活が始まる。昔の写真が挿入され、現在の生活の様子が綴られる。妹のマリ子さんが、ともに生活し、世話を焼いてくれる。
知らない人だったすちえさんと、マリ子さんを見ているうちに親しみが湧いてきました。マリ子さんは大変そうですが。
デイケアに行ったり、病院に行ったり、種子島ならではのイベントもあったり、すちえさんたちの生活が映し出されていきます。
監督が親を撮影するというので思い出すのは「エンディングノート」。あの映画はしみじみと良かったなぁと思います。「抱擁」はそこまではいかなくとも、ずっと見入ってしまいました。混乱して苦しいだけではなく、すちえさんが落ち着きを取り戻して、癒されていくように思えます。方言が難しいですが、字幕も出て、わかるようになっています。
最後にすちえさんのダンナ様が描いた絵が出てくるのですが、それが印象的でした。人物は描かれていないのに、奥様への愛を感じるのです。
★★★☆☆ 3-
坂口香津美監督が、自分の母親・坂口すちえさんを撮ったドキュメンタリー。認知症の母の話なのかと思ったら、家族の死や病気で、精神のバランスをくずした母。認知症もあるのかもしれないけど、気分のいい時と、混乱している時がある。頭痛や身体の不調にも悩まされる。もしかして、頭痛は薬の副作用かもしれない。
愛する娘を失い、鬱の症状が出るようになり、夫の死をきっかけに、故郷の種子島へ帰り、妹との生活が始まる。昔の写真が挿入され、現在の生活の様子が綴られる。妹のマリ子さんが、ともに生活し、世話を焼いてくれる。
知らない人だったすちえさんと、マリ子さんを見ているうちに親しみが湧いてきました。マリ子さんは大変そうですが。
デイケアに行ったり、病院に行ったり、種子島ならではのイベントもあったり、すちえさんたちの生活が映し出されていきます。
監督が親を撮影するというので思い出すのは「エンディングノート」。あの映画はしみじみと良かったなぁと思います。「抱擁」はそこまではいかなくとも、ずっと見入ってしまいました。混乱して苦しいだけではなく、すちえさんが落ち着きを取り戻して、癒されていくように思えます。方言が難しいですが、字幕も出て、わかるようになっています。
最後にすちえさんのダンナ様が描いた絵が出てくるのですが、それが印象的でした。人物は描かれていないのに、奥様への愛を感じるのです。
★★★☆☆ 3-
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