ホモ・サピエンスの涙2020/11/23


ホモ・サピエンスの涙

「ホモ・サピエンスの涙」 ヒューマントラストシネマ有楽町
この世に絶望し信じるものを失った牧師、戦禍に見舞われた街を上空から眺めるカップル、これから愛に出会う青年、陽気な音楽にあわせて踊る若者……。
構図・色彩・美術など細部に至るまで徹底的にこだわり抜き、全33シーンをワンシーンワンカットで撮影。「千夜一夜物語」の語り手シェヘラザードを思わせるナレーションに乗せ、悲しみと喜びを繰り返してきた不器用で愛おしい人類の姿を万華鏡のように映し出す。
スウェーデンの奇才ロイ・アンダーソン監督作、2019年・第76回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞した作品です。(2020年の銀獅子賞は日本の「スパイの妻」でしたね。)
「さよなら、人類」で、シュールな世界にハマりました。このチラシの写真はまるでシャガールの絵画を思わせますね、公開をとても楽しみにしていました。抑えた色調と、絵画のような構図が、素晴らしいです。人生の一場面が、短くつながっているような、大きなストーリーはないのですが、時々、繋がりがあります。不思議だったり、ちょっとおかしかったり、場面がモザイクのようです。レストラン、バー、駅、歯医者、道の上など、ドラマチックではないけど、なんだかもう一回観たくなります。絵画鑑賞をしている気分でした。バーの窓の外に雪が降っているシーンが、印象的です。

★★★★☆ 4 


初日の来場特典で、右のステッカーを貰いました。左は前売特典の缶バッチです。

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