STAND BY ME ドラえもん22020/11/27


STAND BY ME ドラえもん2

「STAND BY ME ドラえもん2」 TOHOシネマズ日比谷
国民的アニメ「ドラえもん」初の3DCGアニメーション映画として2014年に公開され、ヒットした「STAND BY ME ドラえもん」の続編。
前作で描かれた「のび太の結婚前夜」の翌日である結婚式当日を舞台に、のび太としずかの結婚式を描く。ある日、優しかったおばあちゃんと(声:宮本信子)の思い出のつまった古いクマのぬいぐるみを見つけたのび太は、おばあちゃんに会いたいと思い立ち、ドラえもんの反対を押し切りタイムマシンで過去へ向かう。未来から突然やってきたのび太を信じて受け入れてくれたおばあちゃんの「あんたのお嫁さんをひと目見たくなっちゃった」という一言で、のび太はおばあちゃんに未来の結婚式を見せようと決意する。しかし、未来の結婚式当日、新郎のび太はしずかの前から逃げ出してしまい……。
前作から引き続き監督を八木竜一、脚本・共同監督を山崎貴が担当。歌は菅田将暉。大人ののび太君の声は妻夫木聡。
悪いわけではないのですが、3Dでニュアンスの違うキャラクターに抵抗ある人もいるかもしれません。子どもがターゲットではなく、大人向けなのかな。のび太は大きくなっても、あまり変わらずで、自分の結婚式に行くのを躊躇しています。マリッジブルーか。そこに巻き込まれる子どもののび太とドラえもん。無事にしずかちゃんと結婚できるのか。
タイムトラベルで発生するいろいろな問題に、ちょっと混乱します。子どもののび太と大人ののび太が会っているし、何度もタイムトラベルをすると、また子どもののび太が増えます。別の未来も存在するようで、まさにパラレルワールドが、何層もできているように思います。そういうことをこだわると、面白さも半減しそうなので、気楽に楽しみました。大きいスクリーンだと、ドラえもんと一緒にタケコプターで、飛んでいるような、スピードある映像が楽しめます。絵がとてもきれいで、家の中の物などは、映像みたいだし、街の風景も、懐かしさがあります。ドラえもん自体が、昔の漫画だから、家の電話はだダイヤル式の黒電話だったりして、ノスタルジックです。更に小さい頃ののび太くんやしずかちゃんも出てきたり、のび太の両親の若い頃を見たりで、みどころはいっぱいありました。しかし、「鬼滅の刃」のような、斬新さはないですし、興行収入などは、どうなのかぁ、ずいぶんすいているようでした。

★★★☆☆ 3+