秋の蝶 立場茶屋おりき3 ― 2020/11/17
「秋の蝶 立場茶屋おりき」 今井 絵美子・著 ハルキ文庫
陰間専門の子供屋から助けだされた三吉は、双子の妹おきち、おりきを始めとする立場茶屋の人々の愛情に支えられ、心に深く刻みつけられた疵も次第に癒えつつあった。そんな折、品川宿で“産女”騒動が持ち上がった。太郎ヶ池に夜遅く、白布にくるまれた赤児を抱えた浴衣姿の女が、出現するという……。
シリーズ第3弾。だんだん登場人物が増えてきて、混乱してきています。立場茶屋は茶屋と旅籠をやっているので、働いている人が多いのです。女の人の名前がみんな「お」を付けているので、おりき、おまき、おうめ、おきち、おさん等、ひらがなだし、似てきてしまいます。この時代は、そう言う名前や呼び方が多いのでしょうがないのかなぁ。哀愁ある内容と、思い通りにならない事が次々と起きています。
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