われらが背きし者2016/09/20

われらが背きし者
「われらが背きし者」 ユーロライブ(試写会)
イギリス人大学教授ペリー(ユアン・マクレガー)と妻のゲイル(ナオミ・ハリス)は、モロッコで休暇中にディマ(ステラン・スカルスガルド)という男と知り合う。実はディマはロシアンマフィアで、家族の命が狙われているので、帰国したら1つのUSBメモリをMI6に渡してほしいとペリーに頼んでくる。それをきっかけに命をかけた危険な亡命劇に夫婦は巻き込まれていく…。
原作は「裏切りのサーカス」などで知られるジョン・ル・カレのスパイ小説。ステラン・スカルスガルドのシブさが目立ちました。マネーロンダリングの秘密を知る男は、MI6との取引をすることで、家族を守ろうとします。いきがかり上、巻き込まれていくペリー、初めは反対していた妻も子どもたちの為に、協力していきます。ずっと緊迫感が漂っていて、惹きこまれました。よく考えられているストーリーです。
普通の一般人が、マフィアの逃亡に協力して、命の危険を感じながらハラハラして、見ている方も目が離せません。

★★★★☆ 4

コメント

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_ ここなつ映画レビュー - 2016/10/25 12:47

「裏切りのサーカス」の原作者ジョン・ル・カルの作品をスザンナ・ホワイト監督が映画化。MI6絡みも含めて「裏切りのサーカス」にテイストが似ていなくもないが、かの作品より人間味がある作品になっている。高級シャトー・ブルゴーニュワインに始まり、庶民のシングルモルトでエンドロールを迎える。大人の夜に相応しい作品。大学で詩を教えているペリー(ユアン・マグレガー)と弁護士のヴィル(ナオミ・ハリス)は、結婚10年目にしてペリーの教え子との浮気が原因でどこかちぐはぐな関係になってしまっている。関係を立て直すことも含めてモロッコに休暇旅行に来てみたものの、ディナーの最中にヴィルは仕事だと言ってペリーを置き...

_ 象のロケット - 2016/10/26 10:57

ロンドン大学の詩学教授ペリーは、弁護士の妻ゲイルとのバカンスをモロッコで過ごすことに。 高級レストランでの食事中、ロシア人の大男ディマに声をかけられる。 実はディマはロシア・マフィアの大物で、新しいボスに命を狙われていた。 イギリス秘密情報局MI6へ情報を提供する代わりに保護を求めたいというディマから協力を求められたペリーは、帰国早々、空港で尋問を受けることに…。 サスペンス。

_ 笑う社会人の生活 - 2016/11/19 22:55

26日のことですが、試写会「われらが背きし者」を鑑賞しました。

ユーロスペースにて

イギリス人大学教授ペリーと妻のゲイルはモロッコで休暇中にロシアンマフィアのディマと知り合い ディマから1つのUSBをMI6に渡してほしいと懇願される
ディマと彼の家族の命が狙われ...