長谷川潔展 ― 2026/09/01

「長谷川潔展」 パナソニック汐留美術館
版画家・長谷川潔(1891-1980)は第一世界大戦後に単身渡仏し、生涯フランスで暮らしました。フランスに渡ったのは27歳の時ですが、当時は船で、アメリカを経由して約5ヶ月もかかったそうです。もともと虚弱体質な長谷川潔は、長い船旅で体調を崩して、暖かな南仏で療養していたそうです。そこで版画の技術を吸収していきます。その後、パリへ行き、当時の画家たち、マティス、ピカソ、シャガールらと交流しています。フランス人に日本の作品を紹介し「竹取物語」も手がけています。この展覧会では長谷川に影響を与えた19世紀以前の版画や、パリで交流した同時代の画家たちの作品も見ることができます。町田市立国際版画美術館が所蔵する長谷川潔コレクションを中心に初期から晩年に至る作品を紹介しています。静物、風景、人物など、繊細な作品ばかりでした。
本所おけら長屋 十五 ― 2026/09/02

「本所おけら長屋 十五」 畠山 健二 PHP文芸文庫
江戸は本所亀沢町「おけら長屋」に住む浪人・鉄斎のもとへ若き侍が訪れ、真剣での立ち合いを求めてきた。いったい何のために勝負を挑んできたのか。万造は勤め先の米屋で、嫁と姑の険悪な関係に振り回されていた。ある日、舞台役者の優男が店にやってきたのをきっかけに、嫁姑の争いが増していき、商売に差し支えるほどの問題に発展していく。
おけら長屋の頭脳にして、剣の達人の鉄斎は、どうして浪人となって、おけら長屋で暮らすようになったのか、過去を長屋の人には語っていなかったが、この話で、知ることになりました。読者は前の方の話で知っているのだけど、辛い過去を背負って来たが、おけら長屋で皆の家族のように、幸せに暮らしています。鉄斎と出会う武士たちは、やがて師と仰ぐ人も多く、影響を受けていきます。おけら長屋の要石です。このシリーズがキュッとしまって見える大切な存在です。十五巻も面白かったです。いがみあったり、深刻な問題が起こっても、いつも最後は良いところに治って気持ち良く読めます。
ミニオンズ&モンスターズ ― 2026/09/03

「ミニオンズ&モンスターズ」 TOHOシネマズ六本木
最強最悪のボスを求めて旅するミニオンズがたどり着いたのは、夢あふれるハリウッドの世界。ひょんなことから自分たちでモンスター映画を作ろうと、本物のモンスターを召喚するが、超危険なヤツらが次々と解き放たれ、街は大パニックに……。
シリーズを通して観ているからと、観に行ったものの、かなり寝てしまって、あんまりストーリーが入って来なかったです。相変わらず、ワチャワチャとして、周囲を巻き込み困らせてしまうのだけど、なんとかなってしまうといういつものパターン。
ミニオンズの中で、一番かわいいボブが今回は出ていないのが残念でした。ボブは小さくてかわいくて、オッドアイなんです。いつもクマのぬいぐるみを抱いていて、ファンも多いのではないかな。
★★★☆☆ 3
切手趣味への招待の消印他 ― 2026/09/03

金曜日の本屋さん 夏とサイダー ― 2026/09/04

「金曜日の本屋さん 夏とサイダー」 名取 佐和子 ハルキ文庫
“読みたい本が見つかる”と評判の駅ナカ書店・金曜堂は、アルバイトの倉井以外の3人は地元高校出身者で、同じ読書同好会メンバー。現役女子高校生が訪ねて来て、卒業アルバムで見て憧れて「読者同好会」を復活させたくて、相談を持ちかける。しかし、店長の槇乃はあまり乗り気ではないよう……。
シリーズ2巻目、前作で残る謎が、やっと詳しい事がわかりました。金曜堂の個性的なお客さんに、読みたい本を探し当て、次第に関わりが広がっていきます。困った時は協力して助け合いもあります。しかし、金曜堂を批判する人も出てきてピンチに見舞われます。まだ続きが気になります。話の中でいろいろな本も紹介されるのも興味深いです。
特製ラーメン ― 2026/09/05

映画の前に“麺 銀座おのでら”で、特製ラーメン。このロゴは、有名なお寿司屋さんな“おのでら”の系列なんだろうなぁと、行ってみたいと思ってました。初めて行ったので人気No.1と書いてあるのにしました。凝った醤油ラーメンです。ハーブバターみたいなのがのっているし、メンマが分厚い。上品な味で、美味しかったです。
レンタル家族 ― 2026/09/06

「レンタル家族」 TOHOシネマズ日比谷
キャリアウーマンの洋子は、多忙な毎日を送りつつ、定期的に実家へ帰省し、父と共に認知症の母のケアをしている。母の症状は進行が速く、洋子が数年前に離婚したことを忘れ、帰省のたびに夫や娘のことを尋ねてくる。そんなある日、洋子は取引先の担当者から「レンタル家族」というサービスを紹介され、仕事絡みで体験利用を勧められる。レンタル夫を家事代行として派遣してもらうことにした。派遣されてきた松下は信頼できそうと思い、母のことを相談すると、自分を夫役で、知り合いの子役の女の子で、家族を演じて会いに行く事を提案される。
細かい事を言えば、いろいろツッコミたいけど、全体的にはなかなか良かったです。認知症とはいえ、娘の夫や孫のことが区別つかないのかとか。通常は。子どもはレンタルできないらしいが、どのようなシステムになっているのかとか。主人公の洋子の娘は、父と暮らしていて、寂しさもあり、仕事は大変だし、母のことも心配で、八方塞がりです。共感して観てしまうと、辛さがあります。娘役、夫役を演じる方も、それぞれに事情がありそうでした。ブレンダン・フレイザー主演の「レンタル・ファミリー」と比較してしまうと、物足りなさがありますが、今回はレンタルする側から見た方を中心で、両方観るのも良いと思います。
★★★★☆ 4-
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