猫のお告げは樹の下で2024/03/07



「猫のお告げは樹の下で」 青山 美智子 宝島社文庫
神社で出会ったお尻に星のマークがついた猫が、葉っぱの「お告げ」を授けてくれる。悩める人々が、それによって発見や気づきがあり、新しい一歩を踏み出していく。
若い女性や中学生の娘を持つ父親など、立場が全く違う人たちが主人公となっていますが、みんな神社で猫からお告げをもらいます。同じ作者の「お探し物は図書室まで」によく似ている構成でした。むしろ原型のように感じました。「木曜日にはココアを」に出きた人も登場しました。悩んだり、落ち込んだり、うまく前に進めなくなっている時に、前を向かせてくれるほっこりする小説集でした。

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