アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台2022/08/04


アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台

アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台」 ヒューマントラストシネマ有楽町
売れない舞台俳優エチエンヌ(カド・メラッド)は、刑務所の囚人たちを対象とした演技ワークショップの講師を依頼される。サミュエル・ベケットの戯曲「ゴドーを待ちながら」を演目に選んだ彼は、一癖も二癖もある囚人たちに演技を指導していく。エチエンヌの情熱はいつしか囚人たちや刑務所管理者の心を動かし、実現は困難とされていた刑務所外での公演にこぎつける。彼らの舞台は予想以上の好評を呼んで再演を重ねることになり、ついには大劇場パリ・オデオン座から最終公演のオファーが届く。
実話がもとになっています。スウェーデンの話のようですが、フランスで映画化。フランスの刑務所って、日本とは違っていて、部屋にいろいろな物があって、暮らしやすそうです。そんなにたくさん出てこなかったけど、普通の家の部屋の中みたいでした。外で公演を続けた囚人たちの舞台は人気になるものの、帰ったら全身検査したり、公演でもらった花束などは捨てられてしまいます。
「ドライブ・マイ・カー」でも「ゴドーを待ちながら」のシーンもあったけど、ちゃんと話は知らないです。今作の方が、長く説明がありました。囚人たちは、毎日待っている、明日がくるのを、刑期が終わるのを、面会が来るのを…。そういう人にこの演目が合っているのではとエチエンヌは思ったようです。なかなかセリフを覚えられず、勝手なことをしてしまう人たちで、初めは難儀します。だんだん皆が情熱的になっていきました。最後は意外でした。でも実話ベースだから、納得するしかないのかな。

★★★★☆ 4-

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