ジェノサイド 上2018/08/22



「ジェノサイド 上」 高野 和明・著 角川文庫
大きく分けるとミッションを遂行しようとするアメリカ人傭兵の話と、日本で薬学を専攻する大学院生の話。大学院生のケントは、亡き父の秘密のメッセージを受け取ったことから、父の研究の続きをせざるを得ない状況になります。すると彼の周囲は不穏な動きが感じられて、巻き込まれていきます。
まったく無関係だった二人の運命が交錯していくようです。
薬学やコンピュータ、アメリカの政治まで、専門的な言葉が難しと思うけど、そういうのを飛び越えてサクサクと読めます。
ジェノサイドは大量虐殺の意味だそうです。スピード感や話の切り替え方が、ハリウッド映画を見ているようです。多くの登場人物が複雑に絡みあっていて、まだどうなるのかはわかりません。下巻が楽しみです。

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