パラレル・マザーズ2022/11/10


パラレル・マザーズ

「パラレル・マザーズ」 ヒューマントラストシネマ有楽町
写真家のジャニス(ペネロペ・クルス)と17歳の少女アナ(ミレナ・スミット)は、同じ病院の産科病棟で、同じ日に女の子を出産。ともにシングルマザーとして生きていくことを決意していた2人は、再会を誓って退院する。ところが、ジャニスがセシリアと名付けた娘は、父親であるはずの元恋人から「自分の子どもとは思えない」と言われてしまう。それをきっかけにジャニスがDNA検査をしたところ、セシリアが実の子でないことが判明。アナの娘と取り違えられたのではないかと疑うジャニスは、悩んだ末にこの事実を封印し、アナとも連絡を絶つ。しかし1年後、偶然アナと再会し、アナの娘が亡くなったことを知る。
スペインのペドロ・アルモドバル監督、ビビットなカラーで、スペインのインテリアが、カッコイイです。いつもセンス抜群です。ファッションも良くて、ペネロペの生活がおしゃれでした。
赤ちゃん取り違え?どうするの?アナに言うの?黙ったまま?それなのに親しく付き合って良いの?とハラハラとしながら、話を追っていました。愛情をかけて育てているのに、悲しさはあるけど、話は良かったです。それとスペイン内戦で、亡くなった親族たちの骨を掘り起こそうとする話。今はスペインは、平和だと思うけど、ほんの少し前は、いろいろあったのだと、戦争が起こっている時代だから、それを忘れてはならないと言うことを描きたかったかと思います。ペネロペの祖父や父たちの話は、そんな昔のことではないと考えさせられます。

★★★★☆ 4

コメント

トラックバック