みんなのナポリタン 食堂のおばちゃん92022/12/01


みんなのナポリタン

「みんなのナポリタン 食堂のおばちゃん9」 山口 恵以子・著 ハルキ文庫
「おばちゃんとこ、ナポリタンはやんないの?」焼き魚、ハンバーグ、串カツ、豚汁、オムレツ、ふろふき大根、カレー…昼は定食屋で夜は居酒屋。姑の一子と嫁の二三に、今や大黒柱になった万里の三人で営む佃の「はじめ食堂」は、庶民的で美味しい料理が評判だ。お客のリクエストで、なつかしのナポリタンもメニューに入れることに。一方、常連客の瑠美先生の告発記事が週刊誌に出てしまい…。
近所の美味しいパン屋さんを巻き込んだ話もありました。ここのパン屋さんは姉弟でやっているのですが、本で読んでいるだけなのに、美味しそうです。シンプルなパンで、はじめ食堂でも、使っています。
料理研究家の瑠美先生は、長年一緒に働いていたアシスタントが週刊誌に告発するのですが、事実とは違うのです。恋愛のもつれ、嫉妬などが原因のようですが、事実でないことでも週刊誌に書かれると打撃を受けます。有名人だから余計です。
ナポリタンの話が出てきて、食べたくなりましたので、今回は家で作って食べました。のっていたレシピとは違いますが、ごく定番の味です。ナポリタンスパゲティは、日本の良い発明ですね。

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない2022/12/02


MONDAYS

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」 TOHOシネマズ日本橋
小さな広告代理店に勤める吉川朱海(円井わん)は、憧れの人がいる大手広告代理店への転職を目指しながらも、仕事に追われる多忙な日々を過ごしていた。ある月曜日の朝。彼女は後輩2人組から、自分たちが同じ1週間を何度も繰り返していることを知らされる。他の社員たちも次々とタイムループに気づいていくが、脱出の鍵を握る永久部長(マキタスポーツ)だけが、いつまで経っても気づいてくれない。どうにか部長に気づかせてタイムループから抜け出すべく悪戦苦闘する社員たちだったが……。
映画ではタイムループものって多いです。この映画の場合はほとんどオフィスしか出てこないし、タイムループの為の大掛かりな仕掛けは必要ないのだろうから、割りと低予算で、工夫を凝らして撮っていると思います。評判が良くて、ロングランにもなっています。レビューサイトなどSNSで知る人も多くて、良い時代だと思います。面白くても人知れず公開して、終わっているという事は、前はよくありました。この映画は人気が高いので、私も期待が高くなっていたのかもしれませんが、期待を上回るという事はありませんでした。面白かったですが、タイムループから抜け出そうとする方法とか、考え方とか突飛に思えました。みんなで力を合わせて頑張るのは良いですが。
大変な仕事をタイムループしているのも、なんだか見ていて辛くなります。私たち会社員だって、タイムループとは言わないけど、月曜日から金曜日まで、同じことを繰り返しているような感覚があります。もっと、気楽に笑いたいです。

★★★☆☆ 3+

よろこびの歌2022/12/03



「よろこびの歌」 宮下 奈緒・著 実業之日本社ジュニア文庫
著名なヴァイオリニストの娘で、声楽を志す御木元玲は、音大附属高校の受験に失敗、新設女子高の普通科に進む。挫折感から同級生との交わりを拒み、母親へのコンプレックスからも抜け出せない玲。しかし、校内合唱コンクールを機に、頑なだった玲の心に変化が生まれる……。
高校では、誰とも交わろうとしない玲、他にもいろいろな立場の人がいて、主に6人のそれぞれを描いた青春群像劇です。スポーツが得意な人、音楽が得意な人、霊感が強い人等。自分は女子高でないので、ちょっと雰囲気が違うとは思いましたが、高校時代の事を思い出します。誰かに似ているかもしれない小説でした。イラストもあって、マンガと小説の間のようで、すぐに読み終わってしまいました。合唱コンクールに向けて、みんなで頑張るのかと思ったら、合唱コンクールはすぐに終わってします。でも、合唱コンクールをきっかけに、親しくなったり、考えが変わったりしました。多感な少女時代、自分だけが恵まれてないように思います。他人が羨ましい時期でもあります。自分も高校では合唱祭があった事を思い出しました。

2種盛りカレー2022/12/04



“スパイシーカリーハウス銀座半月”へ。日替わりカレーが2種あって、どっちかか、2種盛りにするかと言う感じなんだと思います。真ん中がご飯です。ご飯が大・中・小と選べます。中にしましたが、結構ボリュームがありました。この日のカレーは辛口のチキンカレーとハニーマスタードキーマカレーでした。いろんなスパイスが入っていて、複雑な味になっています。


泰明小学校の近く、パステルっぽい色合いの外観でした。前を通った事はあったけど、カレー屋さんとは思っていなかったです。
PayPayクーポンを見ていたら、銀座でスパイスカレーのお店があるみたいと思って調べたら、見た事ある店だったので、映画の前に行ってみました。
カウンター席と、テーブル席が1つあるだけでした。ほとんどのお客さんが2種盛りを食べていました。

ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ2022/12/05



「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ」 TOHOシネマズシャンテ
イギリスの上流階級に生まれたルイス(ベネディクト・カンバーバッチ)は早くに父を亡くし、一家を支えるためイラストレーターとして働くように。やがて妹の家庭教師エミリー(クレア・フォイ)と恋に落ちた彼は、周囲から身分違いと猛反対されながらも彼女と結婚。しかしエミリーは、末期ガンを宣告されてしまう。そんな中、ルイスは庭に迷い込んできた子猫にピーターと名づけ、エミリーのために子猫の絵を描き始める。
猫をモチーフにしたイラストで人気を集めたイギリスの画家ルイス・ウェインの生涯を描いた伝記映画。
この映画の前は、ルイス・ウェインの事は知らなかったですが、可愛らしい絵で気に入りました。当時は猫はあまりペットとして飼われていなかったそうですが、ルイスの絵が人気を博して、猫に対する考え方が変わってきたそうです。そうだとすると、すごい功績のある画家ですね。ちょっと変人っぽい主人公、絵はとても上手く、描くのが早いのです。本人がそうだったのか、左右の手を一度に使って描いていました。
イギリスのこの時代は、身分の差などで、なかなか結婚が難しいようで、ルイスの家は落ちぶれた感がありますけど、家庭教師で多分、年上の人と結婚するのは異例なんです。結婚後は幸せそうですが、長くは続かず、ルイスも病んでいくところが、悲しいです。エミリーが可愛がっていた猫のピーターは、頭良さそうで、愛らしかったです。全体的には、ちょっと長い気もしました。ベネディクト・カンバーバッチは、いつもの役とは違っていて、珍しいです。オシャレな服装も多かったです。チラッとしか出ないけど、イギリスらしく紅茶を飲むシーンの食器がどれも良かったです。ちょっと妄想も出てきて、シュールな映像もあり、いろいろ紆余曲折があります。絵本の中のような美しい自然、ルイスが生み出す擬人化された猫達、見どころは多いです。

★★★★☆ 4

おんなのるつぼ2022/12/06


おんなのるつぼ

「おんなのるつぼ」 群 ようこ・著 新潮文庫
電車で化粧しないでよ!おいおいその浴衣、着付けがユルくて半乳はみ出てるって。こらっ、パジャマのままでコンビニ行くなー!…街を歩くと、目に飛び込むのは理解不能な女ばかり。所詮人ごとと笑っていたいけれど、さすがにこれはまずいんじゃないのか?常識の底板を踏み抜いて無自覚、そのくせ揃って自信満々な、いまどき女たちにあえてもの申す、怒気怒気爆笑エッセイ。
手軽に読めるエッセイでした。雑誌に連載していたようですが、ちょっと前なので、内容が古く感じました。平成17年〜平成19年と言う事で、ビリーズ・ブートキャンプとか、その頃流行のファッションとか。小説と違って、あっという間に昔になってしまうものだと感じました。連載中に読んでいたら、もっと共感できる事が多かったと思います。女性から見た困った女性たちの事や、えっそんな人いるの?と驚く事もありました。

モーニング2022/12/07



なるべく早く起きて会社の近くに行ってから、朝ごはんを食べています。電車が少しすいているから。コメダイズ、プロント、ベローチェの写真です。他にもスタバやタリーズコーヒーにも行きます。左下の緑の飲み物は、小松菜バナナジュースです。なんか体に良さそうだから、時々飲みます。

また誕生日ディナー2022/12/08



誕生日から、ずいぶん経ったのですが、また友達がご馳走してくれると言うので、銀座の“俺のフレンチ”へ、自分で店を指定して行きました。
写真は2人分、私は本日の鮮魚、鯛でした。左下は、前菜でうにホタテ海老のコンソメジュレ季節の野菜のフォンダン。友人は、俺盛りグリーンサラダ、牛ハラミのステーキ赤ワインソースです。結局、シェアして食べたけど、量が多くて、お腹いっぱいになりました。デザートまで食べる気満々だったけど、断念しました。

焼肉で勝負! 食堂のおばちゃん102022/12/09


焼肉で勝負!

「焼肉で勝負! 食堂のおばちゃん10」 山口 恵以子・著 ハルキ文庫
焼き魚定食、冷やし茄子うどん、串カツ、茄子と胡瓜の糠漬け、ウニ載せ煮玉子、マグロの漬け等、姑の一子、嫁の二三、若頭の万里、三人で営む佃の「はじめ食堂」は、昼は定食屋、夜は居酒屋。
メニューが豊富で、なんでも美味しく、財布にも、疲れた心と身体にも優しい。だが、常連のはなの姿が最近見えない。どうやらストーカーされているらしいと万里に相談があり……。シリーズ第10弾。
食堂は3人で切り回し、家族や常連さんを合わせると、10人くらいが主要メンバーです。近くには一杯飲みに行くバーや、美味しいパン屋さんもあって、ほんわかと良い雰囲気です。でも、時にはあまり良くない人も出てきます。常連のはなちゃんがストーカーされていている話。みんなで協力はするものの心配です。猜疑心や嫉妬、他人を蔑む人等、なかなか人間は難しいです。他には発達障害のある子どもたとその親たちの為に、頼まれて料理教室を開催したりと、今回もいろいろありました。食べ物も美味しそうなものばかりです。本の中では、流行り病の流行が終わっているように書かれています。現実の方が遅れています。