禁断の魔術 ガリレオ82014/11/07

禁断の魔術 ガリレオ8
「禁断の魔術 ガリレオ8」 東野 圭吾・著 文藝春秋
4作の短編集で、最後の「猛射つ」だけがちょっと長い話でした。短い話を気楽に読むのも良いのですが、少し長い話になると深みが増します。湯川の母校(高校)の物理研究会というサークルの学生が、湯川に助けを求めたことがきっかけで、指導をした生徒が、急にいなくなり、事件にかかわっているか、もしくを事件を起こそうとしていると思われるという話でした。連続ドラマにするにはちょっと長いのか、ドラマ化はしていなかったけど、スぺシャルドラマにはできそうな感じがします。
ラストシーンにいたるまで映像が目に浮かんできそうです。東野圭吾の小説はそういうのが多いです。

美女と野獣2014/11/08

美女と野獣
「美女と野獣」 TOHOシネマズスカラ座
バラを盗んだ父のかわりに、野獣の城に閉じ込められた美しい娘ベル(レア・セドゥー)。しかし、城の主の野獣(ヴァンサン・カッセル)は毎夜ディナーに来るように言われたこと以外、特に強要してこない。やがてベルは恐ろしい野獣の下にある、真実の姿と、過去の出来事を解き明かしていく…。
多くの人がディズニーアニメやファンタジーとして、この話を知っていると思いますが、この映画は1740年に書かれたヴィルヌーヴ夫人版を原作としています。大きな流れは似ているのだけど、設定は違っています。父親思いの娘ベル、野獣の本当の優しさに気づき、恋に落ちるということは共通です。アニメのように、ベルに求婚する嫌味なガストンも出てこないし、召使いたちは、魔法で姿を替えられていませんでした。
ベルは6人兄弟の末っ子で、そういうところも、そうなんだぁと思ったりしました。
目を引くのは煌びやかな衣装や宝飾品です。ヘアスタイルもキッチリとセットされているベル。ファンタジーだからいいんですけどね。レア・セドゥーは「アデル、ブルーは熱い色」のボーイッシュな雰囲気とは打って変わって、美しかったです。次回の「007」に出演するらしいです。
ヴァンサン・カッセルが元王子で野獣なんだけど、見る前はおじさんすぎないかと思ったけど、見たら違和感はなかったです。監督が「ジェヴォーダンの獣」のクリストフ・ガンズだから、ヴァンサン・カッセルとまたコンビです。

★★★☆☆ 3+

あい 永遠に在り2014/11/09

あい 永遠に在り
「あい 永遠に在り」 髙田 郁・著 角川春樹事務所
藩医師、戊辰戦争における野戦病院での功績、73歳にして北海道開拓を志した医師・関寛斎。その傍らで、彼を支え続けた妻のあいの視点を通して描く。幼い頃の出会いから、幕末から明治の激動の時代を乗り越えて、波乱の生涯を描いています。
あとがきを読んで関寛斎が実在の人物だと初めて知りました。妻のことは、それほど資料があるわけじゃないので、著書が想像を膨らませて創作したもののようですが、とても良い話でした。
決して、でしゃばらず、働き者で、苦しい状況を明るく乗り越えていく女性です。ポジティブブシンキングな妻のおかげで、寛斎も頑張れたという話でした。
日本の中を転々としているので、この時代は、こうだったのかぁと、勉強になります。北海道は、その昔はこんな風に開拓の苦労があったのかぁとか、千葉県の東金や銚子などの様子は、知っているだけに興味深いです。徳島県での生活、国内を移動するのにも何日もかかった時代です。
ちょっと時代は違いますが、シニアマンションにお住いの知人(友人)は確か85歳、四国で生まれ、小さい頃に満州にいて、引き上げて来た話を先日、聞いたので、この本を読んでいると、その方の人生も波瀾万丈だったろうなぁと、重ねてしまいます。
生まれた時から安穏と生活できる時代だった自分たちは、甘いなぁと思います。

パンチョのスパゲッティー2014/11/10

パンチョへ行ってきました
前から気になっていた“パンチョ”へ行ってきました。
安くてボリュームのあるスパゲッティー専門店です。
ナポリタンが有名らしいけど、友人がナポリタンを食べるというので、私はミートソースにしました。
小盛り、並盛り、大盛りと選べるのだけど、値段は変わりません。
私は小盛りにしておきました。昔懐かしい味で、おいしかったです。
ナポリタンも食べさせてもらいましたが、ナポリタンもいいです。タマネギ、ピーマン、ソーセージのスタンダードな具です。
麺は太目で、ちょっとモチモチしています。
決して、パスタではなく、アルデンテでもない。
昔の喫茶店のスパゲッティーという感じでした。また利用したいです。
大盛りを食べている人が多いです。

日本国宝展2014/11/10

日本国宝展
「日本国宝展」 東京国立博物館・平成館
国宝や仏像のことは、あまり詳しくないですが、バラエティー豊かで面白い展示でした。
「玉虫厨子(たまむしのずし)」は、実物を初めて見たけど、想像よりも大きかったです。教科書に載っているような、いろいろな国宝を実際に見ることができます。
ミュージアムショップの前のガチャガチャ(ガチャポンというのかな)に、土偶のミニチュアが入っていますが、人気あるようです。私は国宝展限定のマスキングテープを買いました。
有名な「金印」は11月18日~30日の12日間限定の公開です。私は混むのがイヤなので、あえて「金印」の出てない時に行っておきました。それでも、混んでいましたけどね。

フラペチーノ2014/11/10

スタバのフラペチーノ
日曜日、雨かと思ったら、昼間は暑くなったので、友人はスノーメイプルフラペチーノのグランデ、私は抹茶クリームフラペチーノのトール。
上野公園のスタバにて。

黄葉2014/11/11


黄葉

東京国立博物館の近くの大きな木が、黄色くなっていました。

ついでに神宮外苑の銀杏も見に行ってきました。まだ、ちょっと緑の所が多いです。

外苑前


木によっては、かなり黄色くなっているところもあります。


黄色の絨毯は、まだ敷き詰められていません。
あと1週間くらいでしょうかねぇ。でも“いちょう祭り”が始まると、人に埋めつくされます。

チーズケーキとミルクレープ2014/11/12

前に食事したことある店で、ケーキもおいしそうだなぁと思っていたので、食べてみました。私はチーズケーキ、友人はミルクレープ。

キンキの煮つけ2014/11/13


キンキ煮つけ

キンキの煮つけがおいしい店があると言われ、割烹のような所に連れて行ってもらいました。上の写真がキンキ。大きかった。甘辛い味でおいしかったです。


ジャャガイモ、ニシン、煮物。


マグロとカンパチ、奥は漬け物です。
なんか、大人(おっさん)のツマミって感じだなぁ。

マルタのことづけ2014/11/14

マルタのことづけ
「マルタのことづけ」 シネスイッチ銀座
舞台はメキシコ。家族も友だちもなく孤独な生活を送っていた女性クラウディア(ヒメナ・アラヤ)は、ある日、4人の子どもを持つ40代のマルタ(リサ・オーウェン)と病院で知り合う。マルタの自宅に招かれたクラウディアは、騒がしい家族にとまどうのだが、次第に親交を深めていく。しかし、マルタは不治の病であることを知る…。
監督の実体験がベースとなっている。全部が実話というわけじゃないだろうけど、マルタの実の娘が次女役で出演しているそうです。監督の名前は、主人公と同じクラウディアだから、マルタとの出会いを通して、希望を見出した監督が、マルタのことをとどめておこうと思って、この映画を作ったのかなと思いました。不治の病ものといってもお涙ちょうだいといというのではなく、感動を押し付けてこない映画でした。ドライなところもあって、大泣きするすようなシーンはなかったです。一番興味を持ったのは、メキシコの一般家庭の様子ってこんなんだろうなぁということです。病気にならなければ、マルタを中心にして、にぎやかな生活が続いていたことでしょう。

★★★☆☆ 3