白夜のタンゴ2014/12/01

白夜のタンゴ
「白夜のタンゴ」 ユーロスペース
ブエノスアイレスで活動している3人のタンゴミュージシャン、タンゴの発祥はアルゼンチンだと信じているが、フィンランドが起源という話を聞き、真偽を確かめるべくフィンランドに旅立つ。延々と続く森や湖。白夜を体験し、フィンランドを旅しながら、シャイなフィンランド人たちに音楽を通じて理解しあっていく…。
フィンランドが森と湖の国というのが、すごく納得できる風景が見れます。タンゴミュージックを聴きながら、なんとも気持ちがいいです。フィンランド人にとって、サウナがとても大切なものだということも実感します。3人は国民性の違いにとまどいつつも、音楽による交流を広げていくドキュメンタリーです。バンドネオンもアコーディオンどちらも良いです。
監督はビビアン・ブルーメンシェインという人だけど、アキ・カウリスマキ監督が登場し、タンゴの起源はフィンランドだと訴えます。ちょっとしか出てこないのですが、存在感バツグンです。

★★★☆☆ 3

パーソナル・ソング2014/12/02

パーソナル・ソング
「パーソナル・ソング」 アキバシアター(試写会)
アメリカのソーシャルワーカーのダン・コーエンは認知症やアルツハイマーのお年寄りに、自分が好きな歌(パーソナル・ソング)を聴くことにで、昔(当時)の記憶がよみがえる効果があるのではないかと考える。施設に入っている老人を対象に音楽療法を実施する。思わぬ効果が期待できることを知り、広くその方法を取り入れられるよう活動している。
家族の名前も思い出せず、ほとんど会話もしない94歳のヘンリーにipodで音楽を聴かせたところ、歌い始めた。昔の出来事を思い出して、饒舌に語り始めるようになる。同じような効果がたくさんの人にみられた。失われた記憶を取り戻す、奇跡の瞬間を撮影し、音楽と過去の映像、介護士や医師の話などを織り込んだドキュメンタリー。
音楽を聴いた瞬間に、顔つきが変わっていきます。その音楽が流行していた時代の映像が浮かんできていることが想像できます。自分が大好きだったミュージシャンや、その頃、夢中になっていたことなど。
自分のことがわからなかった老人が語り始め、歩行器で歩いていた人が踊り始めたりもしました。車椅子の上でもリズムをとったりと驚くべき瞬間をいろいろ見せてもらいました。
家族が認知症で、悩んでいる人は、早速試してみると良いと思います。
ストーリーはないので、ちょっと眠くなったけど、音楽療法の可能性を実感できました。78分と短い映画です。

★★★☆☆ 3−

「パーソナル・ソング」試写会にて2014/12/02

ゲスト新田恵利
「パーソナル・ソング」の試写会ゲストは新田恵利さん。映画と関係づけた内容で、家族のことをお話してくれました。

神?2014/12/03

あんこ生クリームパン
昨日の試写会の帰りにコンビニで朝食用のパンを買いました。
「神」と焼印がしてあります。何故に神?
と思ったら、神田岩本町という地名からきているみたいです。
中はあんこと生クリームが入っていました。
デイリーヤマザキにて。
そういえば東京ドームの近くで買ったパンは「楽」って押してあったなぁ。後楽園からきているのかなと思ったんだった。

カレッタ汐留のイルミネーション20152014/12/04


カレッタ汐留

今年もカレッタ汐留のイルミネーションへ。20分ごとに音と光のショーがあります。
今年はシックで大人向きな雰囲気でした。

SL広場

新橋SL広場のSLもキラキラしていました。

暮れ逢い2014/12/05

暮れ逢い
「暮れ逢い」 シネスイッチ銀座(試写会)
第1次世界大戦直前のドイツ、実業家カール・ホフマイスタ―(アラン・リックマン)のもとに採用された青年フレドリック・ザイツ(リチャード・マッデン)は、才気にあふれ、実力を認められていく。大病を患っているカールは、自宅療養を余儀なくされ、フレドリックを個人秘書として、家に招き入れる。するとフレドリックはカールの若き妻ロット(レベッカ・ホール)に、惹かれるようになる。お互いに惹かれあっていても、平静を保ってていたロットだが、フレデリックのメキシコ行きが決まると気持ちが抑えられなくなる…。
パトリス・ルコント監督らしく上品なエロティシズムが漂う愛の物語です。漂っているだけで、エロくはないのです。人によっては、じれったいと思うかもしれません。
レベッカ・ホールがきれいで、可愛らしかったです。
このチラシの写真のように後ろから抱きしめるようなシーンが何度かあって、彼女のうなじに顔を寄せるのです。壁ドンの次はこれもいいんじゃないかな。後ろからハグ。
3人の織りなすアンサンブルで、しっとりと魅せていただきました。
アラン・リックマン好きです。

★★★★☆ 4

パトリス・ルコント監督2014/12/06


パトリス・ルコント監督

「暮れ逢い」の試写会の時のパトリス・ルコント監督。ゲストですみれさんも登場。


腕組んじゃってます。


会場前で同行者を待っていたら、すぐ近くにパトリス・ルコント監督がいました。
サインを求める人に快く応じていました。コートと傘のせいかジャック・タチ監督みたい。


映画終わってからQ&Aというのがあり、会場に来ている人からの質問に答えてくれていました。左は司会、右は通訳。
写真撮影OKだったけど、きれいに写ってなくすみません。

おみおくりの作法2014/12/07

みおくりの作法
「おみおくりの作法」 シネマート六本木(試写会)
ロンドンに暮らす民生係のジョン・メイ(エディ・マーサン)は孤独死した人を弔うのが仕事。丁寧に誠意をこめて仕事をしていたが、人員整理で解雇を言い渡される。自宅の真向かいに住んでいた男の死が、最後の案件となり、その男ビリーの家族や関わりのある人を探して、葬儀に出席してもらう為に、訪ねていく…。
故人の部屋を見て、好きだった音楽や人柄を調べ、こころをこめた弔辞まで作成するジョン・メイだったが、彼自身はいつも1人。毎日を同じように生活しています。几帳面な仕事ぶりが映し出されていきます。とても良い人だということがわかります。映像も構図が面白いのです。すべてがきっちり計算されているように思います。彼の性格のように。
いつのまにやら、見ている方は、彼を応援してしまうと思うんですよね。期待してしまうと、話は意外な方向へ…。
ネタバレしてはいけないし、前知識なく見てほしいので、これ以上は書きません。温いものがこみあげてきて、心が洗われるような映画でした。何も考えずに、映画館で見てしまいましょう。

★★★★★ 5

名物スタミナ丼2014/12/07


昭和食堂スタミナ丼

行列のできる店として紹介されていた秋葉原の“昭和食堂”。そんなに混んでいなかったし、並んでみました。テキパキとしたお姉さんが、お客さんを案内してくれました。


スタミナ丼・並盛です。ニンニクが結構効いています。おいしかったし安いです。
確か550円かな。大盛りにしても同じ。

フェルディナント・ホドラー展2014/12/08


フェルディナント・ホドラー展

「フェルディナント・ホドラー展」 国立西洋美術館
フェルディナント・ホドラー(1853-1918)は、19世紀末のスイスの画家です。約100点ほどのまとまった展覧会でした。
スイス・フランの紙幣にホドラーの絵が使われていたこともあったそうなので、国民的画家なんでしょうね。私はよく知りませんでした。 
チラシの絵のようなアルプスの山や湖などの自然を描いた絵が、真白で天井の高い展示室に集められていて、気持ちの良い空間でした。

人物の描かれている絵は、似たような姿の人がポーズを変えて並んでいたりして、絵にリズムがあります。

                        《感情Ⅲ》