長安のライチ2026/01/29



「長安のライチ」 シネマート新宿
唐の都・長安で下級官吏として働く李善徳(ダー・ポン)に、大きな転機が訪れる。楊貴妃野誕生日を祝うため、遠く離れた産地から、新鮮なライチを運べというもの。鮮度を保ったまま届けられたら、富と名誉が、失敗すれば転落人生が待っている。とりあえず産地に赴き、あらゆる方法を模索するのだか……。
今なら簡単かもしれないけど、この時代は、移動するのに船や馬を使っても何日もかかり、どうしてもライチが腐ってしまうのです。楊貴妃がいた時代、友人が杜甫と言っていたから、公明な詩人の杜甫なんでしょうね。監督・主演はダー・ポン。「熱烈」の監督だったそうです。「無名」にも出演していたみたいだけど、覚えがないなぁ。雰囲気は竹中直人みたいでした。奥さん役がとてもきれいな人でした。楊貴妃は姿は出てこなかったです。誰かが演じるとしたらリン・チーリンくらいの美しかが必要でしょうね。
アンディ・ラウも出ています。注目したいのはテレンス・ラウ。イケメンなのに、奴隷の役でかっこよさはあまり出ていませんでした。でも活躍します。仲間もできて、協力してくれますが、長安では快く思わない人たちが、足を引っ張ります。もう少しユーモラスにして欲しいけど、真面目に頑張る話で、力が入りました。

★★★★☆ 4

ダウントン・アビー グランドフィナーレ2026/01/19



「ダウントン・アビー グランドフィナーレ」 TOHOシネマズ錦糸町オリナス
1930年、ロンドン。グローリー家とダウントン・アビーの使用人たちは、夏の社交シーズンを迎えていた。しかし、長女メアリー(ミシェル・ドッカリー)の離婚スキャンダルが報じられ、一家の名声を脅やかす。この時代は離婚した女性に厳しく、メアリーは社交界から締め出されてしまう。そんな彼女の前に現れたのは、アメリカに住む叔父が連れてきた財務アドバイザーのサムブルックだったが……。
壮麗なお屋敷ダウントン・アビーがとても絵になります。広い敷地に建っていて、一族とたくさんの使用人が生活しています。それぞれにドラマがありました。なんと言っても、女性たちのファッションを見ているだけで、目の保養になります。しかし、離婚する事がとても大変な事なのですね。名家ゆえの重圧もあります。使用人たちも協力し合って成り立っていました。

★★★★☆ 4

2025年映画ベスト102026/01/02



1位 ブラックドッグ
2位 美しい夏
3位 トワイライト・ウォリーアーズ
4位 敵
5位 ルノワール
6位 ジャンク・ワールド
7位 国宝
8位 羅小黒戦記2
9位 エミリア・ペレス
10位 フランケンシュタイン

69本鑑賞でした。

シャドウズ・エッジ2026/01/01



「シャドウズ・エッジ」 TOHOシネマズ錦糸町オリナス
マカオの街で、神出鬼没のサイバー犯罪集団による巧妙な強奪事件が勃発。監視システムも乗っ取られ捜査に行き詰まった警察は、すでに現役を退いた追跡のエキスパート黄徳忠(ジャッキー・チェン)に協力を依頼する。警察の若き精鋭たちとチームを組んだ黄徳忠は、昔ながらの捜査術を叩き込みながら、最新テクノロジーも駆使して「影」と呼ばれる元暗殺者が率いる犯罪集団を追う。
なかなかシリアスなクライム・アクションでした。ジャッキー・チェンらしいアクションがいっぱいで、しぶとく続いていきます。
最後にはNG集もあるのが、いつものジャッキー映画らしくて良かったです。アクション映画は、本当に危ないと言うのがよくわかります。
敵役はレオン・カーファイだったのか、久しぶりに見ました。
若手俳優も活躍しつつ、ベテラン俳優の頑張りが目立ちました。警察側と犯罪者側と、登場人物が多いのですが、よくまとまっています。面白かったです。話は、まだ続きそうな終わり方でした。

★★★★☆ 4+

サムシング・エクストラ!やさしい泥棒のゆかいな逃避行2025/12/31



「サムシング・エクストラ!やさしい泥棒のゆかいな逃避行」 TOHOシネマズ日本橋
宝石泥棒をした親子、逃走用に用意していた車がレッカー移動されていて、近くにいた障がい者施設がサマーキャンプに行くバスに紛れ込んで逃走する。息子のパウロ(アルテュス)は障がい者のふり、父(クロヴィス・コルニアック)は支援員のふりをする。施設の人々と交流するうちに、馴染んで行く2人だったが……。
フランスのコメディタッチの映画でした。主演の人が監督と脚本を手掛けています。サマーキャンプにもともと参加予定だったシルヴァンが初参加で、まだ来ていなかったので、シルヴァンに間違われてバスに乗ります。当のシルヴァンは、ちゃんと他の所にこれまた間違って行ってしまうのですが、楽しんでいました。
フランスの田舎のコテージに毎年みんなで行くようですが、断崖絶壁がある風景で、フランスでもこんな場所があるのかなぁと思いました。とても良い所でした。
ちょっと短絡的に丸く収まってしまうところもあるけど、ハートウォーミングで楽しめました。
スペイン映画で「だれもが愛しいチャンピオン」というハンディキャップを持った人たちのバスケットボールのコーチに就任した人が主人公の話に似ているなぁと思いました。設定は違うけど、仲間になったら、応援したくなります。
「サムシング・エクストラ!」でも最後に何を選ぶか、ちょっと泣けてしまいました。

★★★★☆ 4

世界一不運なお針子の人生最悪な1日2025/12/30



「世界一不運なお針子の人生最悪な1日」 ヒューマントラストシネマ有楽町
スイスの山中にある小さな町。バーバラは、亡き母より譲り受けた“喋る刺繍”の店を営んでいるが、破産寸前。移動洋裁店もしているが、お客様との約束に遅刻した上に、ミスをして、お客様は激怒。急いで店に戻る途中に、麻薬取引の現場で血まみれで倒れている男たちに遭遇する。白い粉の袋、拳銃、現金が入っていると思われるトランク。通報するか、横取りするか、見て見ぬふり、運命の選択が迫られる。
もしも、こちらを選択したらの世界が描かれていました。針と糸を使ったいろいろな方法で危機を回避しようとするのだが、複雑でした。すごいとは思うけど、凝り過ぎているようにも思いました。そしてこうなるのかなぁと思うのとはどんどんズレていくし、バーバラのしたい事はよくわからなかったです。でもユニークな映画でした。

★★★★☆ 4-

アバター ファイヤー・アンド・アッシュ2025/12/28



「アバター ファイヤー・アンド・アッシュ」 TOHOシネマズ日比谷
神秘の星・パンドラを人類は侵略しようとしている。元海兵隊員のジェイクは、この星に生きるナヴィの事を知り、家族を作り、人類に抗おうとしている。しかし、同じナヴィでありながらパンドラを憎むアッシュ族のヴァランは、人類と手を組み襲ってくる。
ジェームズ・キャメロン監督、シリーズ第3弾。戦争のような映画だけど、パンドラの風景の美しさは、ファンタジーの世界です。シリーズを通じてですが、見たことがない、いろいろな動物たちが、海や空で暴れ回ります。
今回出てきた敵のヴァランが女ボスって感じで怖かったです。2作目でどうだったっけと、覚えていることと、忘れていることがありましたけど、最後まで飽きさせません。3時間超えの映画ですが、眠くなるところはなかったどす。キャメロン監督らしく、なかなか戦いが終わらす、次から次へと繰り出されてきます。
こちらの作品は、シリーズを順番に見ないとわかりづらいと思います。まだ続くのでしょうね。

★★★★☆ 4

プラハの春 不屈のラジオ報道2025/12/23



「プラハの春 不屈のラジオ報道」 ヒューマントラストシネマ有楽町
チェコスロバキア国営ラジオ局の国際報道部は、政府の検閲に抵抗し自由な報道を目指して活動している。亡き両親に代わり弟パーヤの世話をするトマーシュは、中央通信局で働いていたが、上司命令でラジオ局の報道部で働くことになった。学生運動をしている弟を見逃す代わりに、報道部の監視に協力させられる。局員たちの真実を報道しようとする姿勢を見て、弟を心配しながらも、トマーシュは良心の呵責で葛藤する。やがてソ連が軍を率いてチェコスロバキアに侵攻。フェイクの放送を命じられるも、ラジオ局員たちは権力に立ち向かい真実を放送しようと奔走する。
権力に逆らうことが難しい時代、家族の事をだしに脅しをかけてくるので、従わざるを得ない。逮捕されるか、その場で殺されるかもしれない緊迫感の中で、回線技術を駆使し、ラジオ局の外から真実の放送を続けたという実話を基にしています。
自由に意見が言えない時代、日本でも戦時中は、戦争反対など言えなかったと思います。民主化と自由を求める戦いは、いろいろな国で起こっています。今も好きなことを言えば、政府に目をつけられたり、国によっては行方不明になってしまうなんて事もあります。昔よりはよくなっていると思いたいです。人間関係がちょっと複雑で、わかりにくいところもあったけど、面白かったです。

★★★★☆ 4

ズートピア22025/12/19



「ズートピア2」 TOHOシネマズ日比谷 字幕
動物たちが暮らす楽園〈ズートピア〉。頑張り屋のウサギの警察官ジュディと皮肉屋だけど根は優しいキツネの相棒のニック。憧れだった捜査官のバディとして事件に挑んでいた。ある日、ズートピアにはいないはずのヘビ・ゲイリーが現れたことをきっかけに、ズートピア誕生の裏に隠されていた秘密が明らかになっていく。ヘビたちがズートピアから姿を消した理由とは?ズートピアの謎を追う2人の絆が試される。
1作目も好きだったけど、今作も面白かったです。子どもから大人まで楽しめます。ニックがカッコつけているけど、意外と純粋でカッコいいです。2人の関係性も良いです。ポップな色合い、前作に続いてシャキーラの音楽も良いね。何作も続きそう?かもしれないですね。

★★★★☆ 4

ペンギン・レッスン2025/12/16



「ペンギン・レッスン」 新宿ピカデリー
1976年、軍事政権下のアルゼンチン。英国人教師のトム・ミッシェル(スティーヴ・クーガン)が寄宿学校に赴任してくる。混乱する社会と手強い生徒たちに直面するなか、旅先で出会った女性とともに、重油まみれの瀕死のペンギンを救うことに。しかし女性にはふられ、ペンギンが残される。海に戻そうにも、彼の元に戻ってきてしまう。やむなくペンギンと暮らす事になったトムだったが、トムの心に少しづつ変化が生まれ、やがて周囲の人々かなも影響を与えていく。
「フル・モンティ」のピーター・カッタネオ監督が、実話を基に描かれたたトム・ミッシェルの回顧録を映画化。ペンギンが愛らしくほっこりします。ペンギンは語らないけど、多くの人はペンギンに話を聞いてもらい、光明を見いだしていくようでした。しかし、この時代のアルゼンチンは、なかなか大変です。思想が違う人は逮捕されてしまいます。少し前に観た「アイム・スティル・ヒア」を思い起こしました。あちらはブラジルの軍事政権下でした。邪魔者だったペンギンに、トムは助けられます。トムの授業にも一緒に行くようになり、生徒たちにも大人気でした。これが実話なんて驚きます。
事なかれ主義のトムだったけど、できる事をして、自分も再生していくような話でした。面白かったです。

★★★★☆ 4+