名付けようのない踊り2022/02/05



「名付けようのない踊り」 ヒューマントラストシネマ有楽町
世界的なダンサーとして活躍する田中泯の踊りと生き様を追ったドキュメンタリー。1978年にパリでデビューを果たし、世界中のアーティストと数々のコラボレーションを実現してきた田中泯。ダンス歴は現在までに3000回を超え、2002年の「たそがれ清兵衛」から始まった映像作品への参加も、いまや日本のみならず、ハリウッド映画にも出演するまで広がっている。40歳の時、畑仕事で作り上げた身体で踊ることを決めた田中は、74歳でポルトガル・サンタクルスの街角で踊り、「幸せだ」と語る。どんなジャンルにも属さない田中泯のダンスを、親交を重ねてきた犬童一心監督が、ポルトガル、パリ、山梨、福島などをめぐり撮影。
俳優として見ている方は多いかもしれませんが、ダンサーとしての田中泯さんに興味を持っていました。テレビで踊りを見たことがあり、もっといろいろと見てみたかったのでちょうど良い機会でした。タイトルの通り、名付けようのない踊りでした。感性で踊ります。その場で踊りが生まれてくるような、憑依しているような踊りでした。パリの芸術祭に招かれて、30代でパリで踊っています。すごい反響を呼び、日に日に観客が増えていったそうです。前衛的な感じだし、1970年代だと、日本はまだ遅れている頃だと思いますが、さすがはフランス人は、芸術を理解する人が多いのだと思いました。この映画はコロナの前、約2年間の記録なのですが、フランスではみな興味を持って、田中泯さんの踊りを見ているのがわかります。場踊りと言って、外でその地のパワーを吸収して踊っているように思います。踊るたびに違うものができ、ジャンルや流派はないのです。しっかりとした哲学を持っています。
子ども時代の話を一部アニメで再現されていて、子ども時代から、現在の様子がわかりました。特に農業を本格的にやっていらっしゃるようです。猫がいっぱい出てきました。ダンスや俳優業も忙しいけど、しっかりと畑仕事をしています。趣味で農作業をやっているのではなく、なかなかの収穫量でした。
「たそがれ清兵衛」で山田洋次監督からオファーがあって、俳優を始めるのですが、その時の映像を改めて見ると、確かに踊っています。割りと最近、私が観たのでは「いのちの停車場」や「HOKUSAI」などでも活躍しています。「HOKUSAI」では老年期の葛飾北斎役でした。ドキュメンタリーだから、眠くなってしまうかなぁと思ったけど、そんな事はなく、興味深い映画でした。

★★★★☆ 4

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