昨日がなければ明日もない2022/02/04


昨日がなければ明日もない

「昨日がなければ明日もない」 宮部 みゆき・著 文春文庫
杉村三郎シリーズ第5弾。過去のいろいろな経緯で、私立探偵となった杉村三郎。下請けの調査などもしながら、少しずつ依頼も受けるようになってきた。
「絶対零度」若い主婦が自殺未遂をして音信不通となった件を調べてほしいと、その実母に依頼される。その裏で起きていた陰惨な事件。
「華燭」近所に住む主婦の依頼で出かけた結婚披露宴で、杉村は思わぬ事態に遭遇する。
「昨日がなければ明日もない」いつも問題を起こす女性が持ち込んできた、「子供の命がかかっている」問題とは?
このシリーズは面白いのです。特に杉村三郎の人柄が好きです。綿密で誠実な調査、人の心に訴える温かさがあります。しかし、関わる事件はいつも、陰湿なことが多いです。とくに表題作は、最後に入っているせいか、この本全体の印象になってしまうのですが、あまりさっぱりしません。困った女性が出てきます。“忌まわしい”という言葉がピッタリな人物、結末も忌まわしく、やるせない気もしました。
「侘助」のマスターは、もっと出てきてほしいです。今後に期待しています。他にこの本で初めて登場する警部補、これからも出てきそうな予感ですね。

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