マイ・ファニー・レディ2015/12/30

マイ・ファニー・レディ
「マイ・ファニー・レディ」 ヒューマントラストシネマ有楽町
自身の妻を主役にした舞台を控える演出家のアーノルド(オーウェン・ウィルソン)がコールガールのイザベラ(イモージェン・プーツ)と一夜を共にする。こういう仕事を辞めて自分の夢にかけてほしいということで、まとまったお金を渡す。イザベラはコールガールを辞めることにするが、実は彼女は女優志望で、アーノルドの舞台のオーディションを受けにくる。そのことから、騒動が巻き起こる。
「ペーパームーン」のピーター・ボグダノビッチ監督のロマンティックコメディ。
よく考えるとヘンな話。アーノルドはコールガールに大金を与えて援助するのが好きな男。今までそれのおかげで成功した女性がいっぱいいるのです。アーノルドとイザベラの周囲の人々が、偶然にもいろいろ関係があって、事情を知っている人や知らない人が入り混じり、誤解や弁解がうずまいていきます。大人向けの群像劇になっています。
中心となるイモージェン・プーツが、とってもカワイイ女優さんだと思いました。あと古き良き昔の映画が何本か出てくるので、監督の思い入れのある映画なんだろうなぁと思います。最後に意外な展開もあって、楽しめました。でも、ちょっと騒々しい感じがしました。

★★★☆☆ 3+

コメント

_ ここなつ ― 2016/01/29 13:07

こんにちは。
ホント、イモージェン・プーツが可愛くて、この役柄にもぴったりで、応援したくなる感じでした。
狭い世界での展開でしたが、意外とこんな風にギョーカイって狭いのかもしれませんね。

_ spice管理人 ― 2016/01/30 00:33

ここなつさん
イモージェン・ブーツかわいいよねぇ。他の映画でも見てみたいと思わせます。この役を違う女優さんが演じていたら、つまらなくなっていたかもしれないです。

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_ ここなつ映画レビュー - 2016/01/29 13:08

ただ楽しい。ただ笑える。大人のコメディ。得るもの失うもの何もなく、でもたまにはこんな作品もいい。っていうか、こんな作品がいい。巷で噂の通り、ウディ・アレンの作風に似てなくもない。でも、洒脱過ぎなかったり、斜に構えた部分がなかったり、という点では、アレンのそれとは全然違う。ストレートに。ドタバタはあくまでドタバタに。ニヤリやクスリではなくて爆笑できるのが気持ちいい。今や映画界での若手スターのイジー(=イザベラ)(イモージェン・プーツ)が、雑誌の取材に答える形でそのデビュー当時の過去を物語る。いかにしてシンデレラ・ストーリーは構成されたのか。そう、私、映画は沢山観てきた。ケーブルTVのドラマ...