静おばあちゃんにおまかせ2015/12/29

静おばあちゃんにおまかせ
「静おばあちゃんにおまかせ」 中山 七里・著 文春文庫
主人公葛城公彦は警視庁一課の刑事でありながら、人が良さそうな平凡な青年。ある事件がきっかけで知り合った高円寺円という女子大生に助けられて、難事件を解決していく。法律家を目指す円は元裁判官の静おばあちゃんと一緒に暮らしている。おばあちゃんに葛城から得た事件の情報を話すと、たちどころに推理してしまう。
推理物の短編連作だけど、最後にはビックリする仕掛けがありました。青春ライトミステリーという感じで、軽めで、読みやすい小説でした。おばあちゃんの教えはいつも的確でした。読書というよりも、全5話の連ドラを見ているような感じがしました。