Spice -映画・本・美術の日記-

「パルテノぺ　ナポリの宝石」　丸の内ピカデリー

1950年、明光風媚な港町ナポリで生まれたパルテノぺ（セレステ・ダッラ・ポルタ）は、美しく聡明な女性に成長。繊細な兄ライモンドと深い絆ど結ばれていた。出会いを重ねながら、美しさが増していくパルテノぺとは逆に、孤独を深めていく兄ライモンド。ついには悲劇が起こる。

とにかく、風景が息を飲むぼど美しいです。話はわけわからんところもあるけど、どうするの？パルテノぺとグイグイひっぱられました。パルテノぺはどんなファッションでも映える美しさ、デビュー作らしいけど、堂々たる演技。イタリア映画だけど、ゲイリー・オールドマンが出ていて驚きました。パルテノぺと出会う作家役でした。詩のようなセリフばかりつぶやいていて、この映画全体も詩的な作品です。パオロ・ソレンティーノ監督作品は、いつも映像美ですが、睡魔と戦う事が度々あります。今作は私は全然眠くならなかったです。でも前日に観た友人は眠くなったと言っていました。どのシーンをとっても眼福でした。

★★★★☆ 4+