神去なあなあ日常2013/03/05

神去なあなあ日常
「神去なあなあ日常」 三浦 しをん・著 徳間文庫
高校を卒業後、林業の現場に送り込まれた平野勇気・18歳。携帯も通じない三重県の山奥の神去村(かむさりむら)で、チェーンソーを片手に林業の研修にいそしむ一年を描いています。
どうやって逃げ出そうか考えていた最初の頃、自然豊かで独特の風習が残る村で人々とのふれあいやイベントを通じて、成長していきます。
横浜育ちの主人公がいきなり慣れない田舎へ送られて、驚くことばかり。よそ者がいつしか村の一員になっていく。なんでもある都会と違って、あるものは少なくても、素晴らしい宝物があるような暮らしが生き生きと描かれています。主人公と一緒になって新しいことを知っていくようで、読んでいて楽しかったです。
この本を読んで、林業を始めてみようという若者がいたらいいなぁと思ってしまいます。
映画化とかしそうな感じだけど、実写では難しいところもあると思うので、私はアニメ化がいいです。細田守監督が撮ったらいいのになぁ。

コメント

_ レスリー・チュン  ― 2013/03/07 01:12

この作家さんも、ここ最近映像化が続いてますね。まぁ、あながち、管理人さんの目論みも実現する日は、遠くなかったりして。
同じアニメーション作家でも「009」の神山さんより、細田さんのが近いかな。
主人公は、「高卒」なんですね。。反抗期でむりやり、強制キャンプに押し込められたとかじゃなくて。とつて付けた様に地元の女の子と仲良くなるとか、ご都合的なところは、なさそうかな。
三重の山林って、たしか岡本喜八監督、北林さん主演の「大誘拐」の舞台でもあった、記憶があります。余談でした。

_ spice管理人 ― 2013/03/07 16:44

映像化が多いのもうなずけます。やっぱり面白いです。
でも、多分実写になるんじゃないかな。
主人公は気楽にフリーターになろうと思っていたのに、親の策略で林業の現場に送りこまれた感じですね。
「サマー・ウォーズ」主人公の男の子みたいな絵で、アニメでもいいなぁと思ったんです。自然豊かな描写も細野監督がお得意だしね。
本は続編も出ているようなので、読みたいなぁと思っています。

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