ルノワール2025/07/10



「ルノワール」 TOHOシネマズシャンテ
1980年代。11歳の少女フキ(鈴木唯)は、両親と3人で郊外に暮らしている。ときに大人を戸惑わせるほどの豊かな感受性を待ち、得意の想像力を膨らませたり、マイペースなフキ。のぞき見る大人の世界は、複雑な感情が混じり合っていて、フキの日常を揺らしていく。闘病中の父と仕事に追われる母(リリー・フランキーと石田ひかり)、フキの日常が綴られていく。
何げない風景も、映像がスタイリッシュです。時に突飛な行動をしてしまう主人公が魅力的でした。まだ大人ではないけど、もう子どもではない少女。無垢だけど、大胆な行動をとってしまうこともあり、ハラハラします。
監督の前作「PLAN75」とは違った雰囲気でしたが死を見つめるという点は、共通なのかもしれません。時代背景が監督の子ども時代なのか、超能力ブームや伝言ダイヤルなど、懐かしさがありました。古めかしくはなく、昭和っぽさ良いですが、現代風なところもあります。脇に出てくる中島歩、河合優実、坂東龍汰が、すごく良い味を出しています。面白かったです。
タイトルをどうしてルノワールにしたのか、ルノワールの絵は出てきましたけど、意味するところは、私はよくわからなかったです。好みは分かれるかもしれないけど、私は良い映画を観たなあという気分で映画館を後にしました。

★★★★☆ 4+