小野寺の弟・小野寺の姉2014/11/16

小野寺の弟・小野寺の姉
「小野寺の弟・小野寺の姉」 TOHOシネマズ錦糸町
早くに両親を亡くし、2人で暮らしている33歳の弟・小野寺進(向井理)と40歳の姉・小野寺より子(片桐はいり)。引っ込み思案な進は、過去の失恋の痛手からいまだに抜け出せず、世話好きなより子はそんな弟にとやかく言いながらも心配している。
そんなある日、1通の手紙が誤って配達され、それを届けてあげたことから、進に恋の予感が。より子も仕事先で顔を合わせる男性のことが気になっていた…。
日頃の姉弟の生活ぶりを丁寧に描いて、人柄がわかってきます。大感動はないけれど、こういう映画好きです。
先日見た「マルタのことづけ」という映画では、メキシコの普通の人の暮らしを覗いた感じがしたけど、「小野寺の弟・小野寺の姉」は、日本人らしい生活が見れます。外国の人に見てもらいたいです。日本の朝食とか、こたつとか、部屋のつくりとか。純和風の古い家屋なんだけど、きれいに整えて生活している様子が良いです。今ではかつおぶしを削ったり、庭で焚火をして焼き芋を作ったりするのは珍しいかもしれないけど、そんな日本の風景が見れます。商店街がなんとも庶民的です。
ただいかんせん向井理はイケメンなので、ダサさを演出しようとしても、かっこよさがかいま見えてしまいます。いつも寝グセつけたり、良かったけど、話の内容からするとオードリーの若林さんが演じたら、ピッタリしそうな役まもしれないなぁ。片桐はいりさんと向井理さんが姉弟を演じるところが良いのでしょうけどね。片桐はいりさん、面白いだけでなく情感豊かで良かったです。

★★★★☆ 4

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