ショコラ 君がいて、僕がいる2017/01/15


ショコラ

「ショコラ 君がいて、僕がいる」 神楽座(試写会)
20世紀初頭、フランス北部の小さなサーカスで出会い、コンビを組み人気を博した白人芸人フティット(ジェームス・ティエレ)と黒人芸人ショコラ(オマール・シー)。
パリの名門サーカスの専属となった2人は名声を手にするが、人種差別の世間の偏見がショコラの前に立ちはだかる。その現実から逃れるかのように、ショコラはギャンブルに溺れていく。フティットは、ショコラを支え続けていく…。
フランス史上初の有名になった黒人芸人とその相方の半生を描いた実話ドラマ。
フティットを演じるジェームス・ティエレはチャールズ・チャップリンの実孫。ショコラは「最強のふたり」でセザール賞最優秀男優賞を受賞したオマール・シー。
人を笑わせながらも、辛い思いやくやしい思いをたくさんしてきたことがわかります。期待していたけど、思ったよりもせつない話でした。
2人が活躍したのは、ベル・エポックと呼ばれる第一次世界大戦前の華やかなりし時代。黒人差別はかなりあったと思います。メジャーリーグ初の黒人選手だった「42 世界を変えた男」を思い出しました。
今では知らない人が多いけど、その分野の先駆者がいたことを知ることができて良かったです。
リュミエール兄弟のフィルムにも収められていて、最後に実際の2人の映像が映し出されます。ロートレックの絵にも描かれています。

★★★★☆ 4-


        アンリ・ド・トゥルーズ=ロートレック 《バーで踊るショコラ》

コメント

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_ 象のロケット - 2017/01/19 14:53

1897年、フランス。 道化師ジョルジュ・フティットは、仕事を求めて巡業中のサーカス「デルヴォー座」を訪れるが断られてしまう。 そこで目にしたのは、雄叫びを上げて未開人を演じていた黒人カナンガだった。 フティットはカナンガ(後のショコラ)と、前代未聞の白人&黒人のコンビを結成。 「フティット&ショコラ」は大人気となり、やがてパリのサーカスの名門ヌーヴォー・シルクに引き抜かれる…。 実話から生まれたヒューマンドラマ。