リスボンに誘われて2014/09/16

リスボンに誘われて
「リスボンに誘われて」 Bunkamuraル・シネマ
スイスの教師ライムント・グレゴリウス(ジェレミー・アイアンズ)は、ひとり暮らしの単調な毎日を過ごしていた。そんなある日、自殺をしようとしていた若い女性を助けたことがきっかけで、ポルトガルの古書を入手する。その本に魅了され、本にはさんであったリスボン行きの切符をみつけた時、衝動的にその電車に乗ってしまう。著者のアマデウ・デ・プラド(ジャック・ヒューストン)という人物について調べ始める。アマデウの家族や友人を訪ね歩き、徐々にアマデウの人生や素顔が明らかになっていく…。
監督はビレ・アウグスト。ヨーロッパの有名な俳優さんがいっぱい出ています。シャーロット・ランプリング、ブルーノ・ガンツ、レナ・オリン等々。
リスボンの美しい街並みがステキ。昔から一度行ってみたいと思っているポルトガルが舞台で、好きな俳優ジェレミー・アイアンズが主人公を演じるので、これは見なくてはと思いました。結果、見に行って良かったなぁと思えました。1冊の本に出会って、運命が変わってしまうほどの衝撃を受け、その結果、知られざる過去がだんだんとわかってくるのです。ミステリーのようでもあり、時代の波に翻弄された若者たちのラブ・ストーリーでもあります。
旅の終わりには美しいラストシーンが用意されています。

★★★★☆ 4