美雪晴れ2014/04/29

美雪晴れ
「美雪晴れ みをつくし料理帖」 髙田 郁・著 ハルキ文庫
シリーズ第9弾。哀しい出来事が続いた料理屋“つる家”の中で、芳への求婚は願ってもない話なのだが、芳は息子の佐兵衛の許可を得てからと言う。澪は幼なじみ野江の身請けの為に現実的な行動を起こしていく…。
結末に向かって、だんだんいろいろなことが収束していっているようです。澪は自分の料理人としての将来について、考えさせられます。いくら考えても悩みは深まっていくのですが、したいこと、するべき道をみつけていっているようにも感じます。芳の結婚話に伴って、人間関係も少しずつ明るい材料が出てきています。最終巻で、すべてがうまく納まっていくのでしょうね。

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