北のカナリアたち2012/11/15

北のカナリアたち
「北のカナリアたち」を観てきました。
北海道の離島で生徒6人の分校の教師だった川島はる(吉永小百合)。生徒の合唱の才能を見い出し、明るく楽しい学校生活をおくっていた。しかし、ある事件がきっかけとなり、追われるように先生は島を出て行ってしまう。20年後、生徒のひとりが起こした事件のことで刑事が家にやってくる。真相を確かめるため、成長した生徒たちを訪ねると、それぞれに深い想いを抱えて生きてきたことを知る…。
湊かなえの「往復書簡」が原案になっているそうですが、きっかけの事件以外はそれほど似ていないような気がしました。まるで吉永小百合のための映画です。だって、この役をやれる女優さんって、少ないかも。20年前のシーンは若く可愛らしく、20年後の年を重ねた感じも難しいですよね。初めに吉永小百合のお父さん役が里見浩太郎というのは、実際の年齢からしたら驚きました。でもそれなりに見えますから。因みにダンナさんが柴田恭平です。成長した生徒がみんな主役級の豪華なメンバーです。特に森山未來君はやっぱりスゴイです。
何があって先生は島を出て行ったのか、子どもたちが何をして、何を見ていたのかが、徐々に語られて観客にも、わかってくるし、先生も知らなかったことが明らかになっていきます。子どもたちの美しい歌声が感動を盛り立てます。寒そうなシーンが多いのですが、雄大な自然が良いです。撮影は大変だったでしょうねぇ。

★★★★☆

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