Gボーイズ冬戦争 ― 2009/12/24
「Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパークⅦ」石田衣良・著を
読みました。
このシリーズのファンで、少しづつ読み進めています。
いつも、実際の社会問題を小説に取り入れています。
今回の話は振りこめ詐欺や、きれいな女性が実際の価値よりも高く
絵を売る絵画商法のなど、興味深く読みました。
一番面白かったのはタイトルにもなっている「Gボーイズ冬戦争」です。
池袋の若者集団Gボーイズのキングは主人公マコトの親友。
Gボーイズのナンバー2がキングにたてついて、池袋のパワーバランス
の均衡が崩れる危機が、裏で糸を引いているのは誰か。
クールなキングであるタカシは、小説の中でも、女性に人気が
あるのですが、読者の中にもかなり女性ファンがいると思えます。
今回の話の中では、タカシのカッコイイ活躍が楽しめます。
そして、マコトとタカシの友情が描かれていて満足しました。
タカシ、裏組織のサル、マコトのおふくろさん、刑事の吉岡など、
主人公の周りの人たちが、いつもいい味を出しているのが、
このシリーズの魅力です。
読みました。
このシリーズのファンで、少しづつ読み進めています。
いつも、実際の社会問題を小説に取り入れています。
今回の話は振りこめ詐欺や、きれいな女性が実際の価値よりも高く
絵を売る絵画商法のなど、興味深く読みました。
一番面白かったのはタイトルにもなっている「Gボーイズ冬戦争」です。
池袋の若者集団Gボーイズのキングは主人公マコトの親友。
Gボーイズのナンバー2がキングにたてついて、池袋のパワーバランス
の均衡が崩れる危機が、裏で糸を引いているのは誰か。
クールなキングであるタカシは、小説の中でも、女性に人気が
あるのですが、読者の中にもかなり女性ファンがいると思えます。
今回の話の中では、タカシのカッコイイ活躍が楽しめます。
そして、マコトとタカシの友情が描かれていて満足しました。
タカシ、裏組織のサル、マコトのおふくろさん、刑事の吉岡など、
主人公の周りの人たちが、いつもいい味を出しているのが、
このシリーズの魅力です。
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_ 石田衣良の小説 - 2010/02/23 23:35
Amazon.co.jp ウィジェット■Gボーイズ冬戦争―池袋ウエストゲートパーク? (文春文庫)
・要町テレフォンマン・詐欺師のヴィーナス・バーン・ダウン・ザ・ハウス・Gボーイズ冬戦争
普段は非常〜に口数の少ない池袋ギャングの王様タカシが、今回は珍しくも饒舌だったように感じました。
やはりタカシとて一人の人間、追い詰められた状況で気弱になっていたのでしょうか。
だってマコトと2回もがっちり握手をかわすなど普段のタカシからは想像もできないことですから。
タカシがGボーイズのトラブルにマコトを巻き込みたくないと言ったときのマコトのセリフより
「なめるな、タカシ。それ以上言うとお前でもなぐるぞ」
「おまえはおれをなんだと思っている。安全なときだけ一緒に遊び、なにか危険があれば手も貸さなくなる。そんな男だと思っていたのか。・・・・・・・」
あらすじ
・要町テレフォンマン
振り込め詐欺のサークル集団で働くヨウジは、以前から会社を辞めたいと思っていたが、足抜けすると言ったが最後口封じのため自分の身がただではすまないことがわかっていたため、辞めるに辞められずマコトに手助けを依頼する。
その会社のケツモチを調べるためGボーイズをぶつけた結果、社長の浅川が口に出したのは羽沢組系氷高組だった。
・詐欺師のヴィーナス
キャッチの絵画販売に引っかかり、50万円の絵を3枚も買わされたキヨヒコがマコトのもと訪れる。
詐欺にやられたことの相談かと思いきや、キヨヒコは恋人のように言い寄ってくるキャッチの女性・エリーの気持ちを知りたいのだという。
ウンザリするマコトだったが、一度その販売手法を確かめるため自分自身が客となりエリーに近づく。
・バーン・ダウン・ザ・ハウス
マコトは池袋の街で、自宅に放火し鑑別所から帰ってきた少年ユウキに出会う。
ユウキが帰ってくると同時に池袋では連続放火事件が発生しており、マコトはユウキの両親から気が気でないという相談を受ける。
みかじめを取る店を放火されている暴力団からも依頼を受けたマコトは、ユウキとともに犯人探しを開始する。
・Gボーイズ冬戦争
Gボーイズのナンバー2、ヒロトの直系の2つのグループが謎の黒い目出し帽をかぶった集団に襲撃される。
自分のチームだけが狙われることに疑問を抱いていたヒロトは、3つめの直系グループが襲われたことを受け、タカシが自分を潰そうとしていることを確信し、Gボーイズのキング・タカシに宣戦布告する。
一方では中国系の飲食店が襲われ、襲撃手口が黒い目出し帽集団と違うことから、業界で「影」と呼ばれる凄腕の殺し屋が池袋に入っているとの噂が流れていた。
マコトはサルから、一連の襲撃事件の裏で糸を引くのが池袋進出を狙う北関東の組織であることを知らされる。
・要町テレフォンマン・詐欺師のヴィーナス・バーン・ダウン・ザ・ハウス・Gボーイズ冬戦争
普段は非常〜に口数の少ない池袋ギャングの王様タカシが、今回は珍しくも饒舌だったように感じました。
やはりタカシとて一人の人間、追い詰められた状況で気弱になっていたのでしょうか。
だってマコトと2回もがっちり握手をかわすなど普段のタカシからは想像もできないことですから。
タカシがGボーイズのトラブルにマコトを巻き込みたくないと言ったときのマコトのセリフより
「なめるな、タカシ。それ以上言うとお前でもなぐるぞ」
「おまえはおれをなんだと思っている。安全なときだけ一緒に遊び、なにか危険があれば手も貸さなくなる。そんな男だと思っていたのか。・・・・・・・」
あらすじ
・要町テレフォンマン
振り込め詐欺のサークル集団で働くヨウジは、以前から会社を辞めたいと思っていたが、足抜けすると言ったが最後口封じのため自分の身がただではすまないことがわかっていたため、辞めるに辞められずマコトに手助けを依頼する。
その会社のケツモチを調べるためGボーイズをぶつけた結果、社長の浅川が口に出したのは羽沢組系氷高組だった。
・詐欺師のヴィーナス
キャッチの絵画販売に引っかかり、50万円の絵を3枚も買わされたキヨヒコがマコトのもと訪れる。
詐欺にやられたことの相談かと思いきや、キヨヒコは恋人のように言い寄ってくるキャッチの女性・エリーの気持ちを知りたいのだという。
ウンザリするマコトだったが、一度その販売手法を確かめるため自分自身が客となりエリーに近づく。
・バーン・ダウン・ザ・ハウス
マコトは池袋の街で、自宅に放火し鑑別所から帰ってきた少年ユウキに出会う。
ユウキが帰ってくると同時に池袋では連続放火事件が発生しており、マコトはユウキの両親から気が気でないという相談を受ける。
みかじめを取る店を放火されている暴力団からも依頼を受けたマコトは、ユウキとともに犯人探しを開始する。
・Gボーイズ冬戦争
Gボーイズのナンバー2、ヒロトの直系の2つのグループが謎の黒い目出し帽をかぶった集団に襲撃される。
自分のチームだけが狙われることに疑問を抱いていたヒロトは、3つめの直系グループが襲われたことを受け、タカシが自分を潰そうとしていることを確信し、Gボーイズのキング・タカシに宣戦布告する。
一方では中国系の飲食店が襲われ、襲撃手口が黒い目出し帽集団と違うことから、業界で「影」と呼ばれる凄腕の殺し屋が池袋に入っているとの噂が流れていた。
マコトはサルから、一連の襲撃事件の裏で糸を引くのが池袋進出を狙う北関東の組織であることを知らされる。
_ 石田衣良の小説 - 2010/02/23 23:47
石田衣良の小説には登場する人物の一人一人に特徴・個性があって、それが物語に幅を持たせています。
特に池袋ウェストゲートパーク(IWGP)シリーズは秀逸です。石田衣良の作品
| 池袋ウエストゲートパーク | 少年計数器−IWGP? | 骨音−IWGP? | 電子の星−IWGP? || 反自殺クラブ−IWGP? | 灰色のピーターパン−IWGP? | Gボーイズ冬戦争−IWGP? || 赤・黒−IWGP外伝 | うつくしい子ども | エンジェル | 娼年 | 波のうえの魔術師 | スローグッドバイ || 4TEEN | LAST(ラスト) | 1ポンドの悲しみ | 約束 | ブルータワー | アキハバラ@DEEP || 東京DOLL | てのひらの迷路 | 愛がいない部屋 | 40(フォーティ)翼ふたたび | 空は、今日も、青いか? || 眠れぬ真珠 | 下北サンデーズ | 美丘 | 恋は、あなたのすべてじゃない | 親指の恋人 |
また、アウトローかつヘヴィな話も爽快に読ませますし、後味の悪い思いをするのが1つもありません。
このことは石田衣良の文章力・表現力に依ることもさることながら、本人の人柄が作風に反映されているからではないかと私は勝手に解釈しています。
ドラマ化・映画化作品
| 池袋ウエストゲートパーク(ドラマ) | アキハバラ@DEEP(ドラマ) | アキハバラ@DEEP(映画) || 下北サンデーズ(ドラマ) |
テレビ出演等、様々な活動と平行して作家活動を精力的に継続していて、「よくこんなにネタがあるな・・・」と感心するほど次々と新作を世に送り出しています。
そんな彼の数多くのすばらしい作品群を紹介していきたいと思います!漫画化作品| 池袋ウエストゲートパーク | 4TEEN | アキハバラ@DEEP | 下北サンデーズ | 娼年 | 眠れぬ真珠 || 約束 | 逝年 | 1ポンドの悲しみ |
| 石田衣良について>
特に池袋ウェストゲートパーク(IWGP)シリーズは秀逸です。石田衣良の作品
| 池袋ウエストゲートパーク | 少年計数器−IWGP? | 骨音−IWGP? | 電子の星−IWGP? || 反自殺クラブ−IWGP? | 灰色のピーターパン−IWGP? | Gボーイズ冬戦争−IWGP? || 赤・黒−IWGP外伝 | うつくしい子ども | エンジェル | 娼年 | 波のうえの魔術師 | スローグッドバイ || 4TEEN | LAST(ラスト) | 1ポンドの悲しみ | 約束 | ブルータワー | アキハバラ@DEEP || 東京DOLL | てのひらの迷路 | 愛がいない部屋 | 40(フォーティ)翼ふたたび | 空は、今日も、青いか? || 眠れぬ真珠 | 下北サンデーズ | 美丘 | 恋は、あなたのすべてじゃない | 親指の恋人 |
また、アウトローかつヘヴィな話も爽快に読ませますし、後味の悪い思いをするのが1つもありません。
このことは石田衣良の文章力・表現力に依ることもさることながら、本人の人柄が作風に反映されているからではないかと私は勝手に解釈しています。
ドラマ化・映画化作品
| 池袋ウエストゲートパーク(ドラマ) | アキハバラ@DEEP(ドラマ) | アキハバラ@DEEP(映画) || 下北サンデーズ(ドラマ) |
テレビ出演等、様々な活動と平行して作家活動を精力的に継続していて、「よくこんなにネタがあるな・・・」と感心するほど次々と新作を世に送り出しています。
そんな彼の数多くのすばらしい作品群を紹介していきたいと思います!漫画化作品| 池袋ウエストゲートパーク | 4TEEN | アキハバラ@DEEP | 下北サンデーズ | 娼年 | 眠れぬ真珠 || 約束 | 逝年 | 1ポンドの悲しみ |
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