バーナデット ママは行方不明2023/10/06



「バーナデット ママは行方不明」 TOHOシネマズ日本橋
シアトルに暮らす専業主婦のバーナデット(ケイト・ブランシェット)は、一流企業に勤める夫(ビリー・クラダップ)や親友のような関係の愛娘に囲まれ、幸せな毎日を送っていた。しかし、彼女は極度の人間嫌いで、隣人やママ友たちとぶつかって、トラブルを起こしている。かつては天才建築家だった彼女は、現在の生活に息苦しさを覚えていた。やがてある事件をきっかけに、家族の前から姿を消し、南極に向かう……。
タイトルの行方不明から、ママがどこかに行ってしまうのは想像つくけど、それまでが結構長くて、バーナデットの病んでいる様子を見ていて辛かったです。「TAR/ター」も頭脳明晰な人が病んでいる感じだったけど、タイプは違うけど、状況に苦しんでいるのは共通しています。どうしてかが、はじめはよくわからなかったし、ヘンな行動をとっていて、旦那さんが心配しています。娘との関係は良かったです。「TAR/ター」よりも先に撮った映画だけど、日本の公開はこちらの方が遅かったようです。全体的に雰囲気が明るいし、終わってみれば爽やかな映画なんだけど、バーナデットの強引な行動は、理解しがたかったです。でもケイト・ブランシェットは何を演じても素敵です。ビリー・クラダップも良かったです。

★★★★☆ 4-