アンネ・フランクと旅する日記2022/03/13


アンネ・フランクと旅する日記

「アンネ・フランクと旅する日記」 TOHOシネマズシャンテ
第2次世界大戦下にユダヤ人の少女アンネ・フランクが空想の友だち宛てにつづっていた「アンネの日記」を原案に描いたアニメーション映画。アンネの空想の友だち、キティーの視点からアンネの生涯をたどる。現代のオランダ、アムステルダム。激しい嵐の夜、博物館に保管されているオリジナル版「アンネの日記」の文字がクルクルと動き出し、キティーが姿を現す。時空を飛び越えたことに気づかないキティーだったが、日記を開くと過去へとさかのぼり、親友アンネと再会を果たす。しかし日記から手を離すと、そこには現代の風景が広がっていた。キティーは目の前から消えてしまったアンネを探し、アムステルダムの街を駆け巡る。
主人公は、アンネ・フランクではなく、キティー。アンネがどうなったのかキティーは知らないのです、現代のアムステルダムで、聞いてみても教えてくれません。アンネ・フランク劇場や、橋や、病院などがあるけど、アンネはどこにいるのか。アンネの事をたどりながら、現在起こっている差別や、紛争から逃げて来た人たちの事を考えさせられます。アンネのような悲劇を繰り返してはいけないと、みんな思いながらも、今も子どもたちの悲劇が起きてしまっているのです。感動しました。絵も美しいです。アイススケート靴とスニーカーにボタンで切り替わる靴が出てきたのですが、良いなぁと思いました。実際にはないのかなぁ。

★★★★☆ 4